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3歩前のことを忘れる女のサブカルと介護の記録

神戸に住むアラフォーOL、波野なみ松の、仕事と趣味と母の介護を両立させる日々の記録。

ゲームウォッチをお手本に。

ファミコンがブームになる前、子供たちが夢中になっていたのはゲームウォッチだった。私が持っていたのは(ていうかまだ持ってる!!)、『Dr.スランプ アラレちゃん』の「おはこんばんちは!」と、『愛してナイト』の「ハーピット」の2つ。前者は、ランダム…

お向かいのおばさんに辟易している話。

今朝、施設からデイサービスのお迎えが来て母を車に乗せる介助をしていると、私の姿を発見したお向かいのおばさんがやってきて、 「鹿がおるよ!」 と教えてくれた。 うちのあたりは山を崩して作った住宅地なのですぐそばが山なのだが、一匹の鹿が道路のぎり…

あの物の名前を父はまだ知らない

母の日と父の誕生日は同じことが多く、いつも一緒にお祝いしている。去年までは丁寧に、それぞれプレゼントを用意していたけれど、今年はなしにした。 もう母にはプレゼントを認識してもらえないし、父には台湾土産の老酒をあげたばかりだからだ。それに、ど…

『牯嶺街少年殺人事件』の少女は孤独だった。

大学の勉強なんて意味がない、なんてことを言う人がいるけれど、私はそうは思わない。 どんなものでも使いよう。 大学の講義だってそうで、今でも印象に残っている講義のひとつは「芸術論」である。 友達が誘ってくれて受講した講義だった。 大学時代の私の…

ライブと束縛

長年通っている整体師さんとは、施術の最中にいろんな話をする。 身体の不調は日ごろの生活習慣からやって来るので、どうしてもどんな状況か話すことになり、介護の話や趣味の話を洗いざらいしゃべってしまう。 ライブの度に身体がガタガタになっている私を…

GWは台北へ

金曜日に実家に戻り、土日を過ごし、月曜日から出勤して神戸生活に戻る。 それが私の1週間である。そのルーティンの中に、祝日は入っていない。 というか、入れないことにしている。何事も「基本ルールを決める」のは大切で、それがないと、無理して頑張っ…

つるばらが咲いた。

玄関先でつるばらが咲いた。 毎年、5月になると小さな黄色い花が群れて咲き、目を楽しませてくれる。この花、お向かいの庭でも2件隣の庭でも咲いている。 おそらく、2件隣の奥さんが株分けしてくれたに違いない。手入れが行き届いて立派に剪定されているご…

宮沢さんへの手紙 ~やっと刊行された『ニッポン戦後サブカルチャー史 深掘り進化論』

『ニッポン戦後サブカルチャー史 深掘り進化論』の書籍がようやく刊行された。 もともとはNHKのテレビ番組で、『ニッポン戦後サブカルチャー史』の第2弾『DIG深掘り進化論』として2015年に放送されたものだ。 NHK ニッポン戦後サブカルチャー史 深掘り進化…

男性は家族との会話が短い場合に生命予後が短い

ジェロントロジー、日本語にすると老年学という学問があって、その講演会のレジュメを見せてもらう機会があった。 一言でいうと「いい感じに老いるには?」みたいなことの研究で、医療や心理学や社会学やいろんなことが包括されているらしい。 その資料の中…

1杯のカフェオレ

母の飲み物には、必ずトロミをつけている。 普通の液体だと、むせてしまうからだ。 自分の唾液を飲み込むときでさえ、ときどきむせていて、嫌になってしまう。で、トロミをつけるのに、トロミ剤を使うのだけど、どこのメーカーのがいいか、ドラッグストアに…

顔の筋肉をほぐそう。

4月の上旬は女子力アップ作戦を実行していた。 9日に神戸でオーケンライブがあったので、「いつなんどき街中でオーケンと遭遇しても大丈夫なように」と気合いが入っていたのだ。 めったに行かないエステにも行った。 エステといっても、リンパマッサージ専…

スカヨハ『ゴースト・イン・ザ・シェル』に大満足。

毎年「なりたい顔ランキング」が発表されていて、今更の話だが2016年の女性1位は石原さとみだったらしい。 そのニュースを見たとき彼氏が、誰の顔になりたいか訊いた。 私はしばらく考えてから、 「ローラ!」 と答えると、すかさず、 「外人になっとるやな…

『T2トレインスポッティング』は選んだ未来だったのか。

先週の火曜日は神戸国際松竹へ『T2トレインスポッティング』を見に行った。 www.t2trainspotting.jp 『おそ松さん 春の全国大センバツ上映祭』と2本見るつもりをしていたのだけど、終業後に課長との打ち合わせが長引いて、おそ松さんの上映時間に間に合わな…

神戸の人は神戸牛を食べない。

4月9日日曜日は、オーケンの「いつか春の日のどっかの町へ」ツアーの神戸Bo Tambourine Cafe でのライブだった。 この会場でのライブは昨年10月に続いて2回目。 ここは私の職場の近所にあるカフェで、自分の日常のテリトリーにオーケンが来てくれることが、…

今の生活の限界は?

水曜日の夜、久しぶりに友達のYさんと電話した。 彼女とは同い歳で、10年来の大切な友達なのだけれど、なかなか不思議なつながりだったりする。出会ったきっかけは、神戸ポートピアホテルで開催されたクレイジーケンバンドのディナーショーだった。 何でも一…

三宮にシアター・エートーができた。

4月1日土曜日、三宮に新しくできた劇場、シアター・エートーに、『松尾貴史Presents A☆toプレこけら落とし記念落語会』へ行ってきた。神戸の劇場といえば、こくさいホールや神戸文化センターがあるけれど、どちらもオペラや歌舞伎向きの大きいハコ。 それよ…

長引く床擦れを何とかしなきゃ。

先週、母の介護施設から電話がかかってきた。 かけてきたのは、担当してくれている看護師さん。 たいてい、ケアマネさんが間に入って連絡が来るので、直接お話するのは初めてである。はじめまして、いつもお世話になっています、と挨拶もそこそこに、こちら…

遊んでばかりの春

「祝日は日帰りで東京へ、ライブを見に行ったんです」 「たまにはそういう楽しみもないとね!」「明日は映画を見に行くんです」 「いいですね!たまには息抜きしないとね!」ありがたいことに、皆さん優しく、 「たまには遊ばないと」 と言ってくれるんだけ…

映画『函館珈琲』を激しく勝手に思い込む。

昔の上司の口癖は、「もうあかん、会社やめてタコ焼き屋するわ」だった。 なぜタコ焼き屋なのかわからない。 とにかく脱サラをしたかったのだろう。最近、私もすごくそんな気持ちになっている。 会社をやめて、人の役に立つこととか、自分が思いきり打ち込め…

『狂い咲きサンダーロード』はいま観ても狂っていた。

ここのところ、ニュースやワイドショーの籠池ファミリーが気になってしょうがない。 不謹慎を承知で言うけれど、これだけ強烈なキャラクターの登場は久しぶり。サイコパス炸裂! なんとなく、園子温監督『冷たい熱帯魚』のでんでんを思い出してしまうのは私…

人間椅子の『威風堂々』ツアーと靴下

神戸チキンジョージに人間椅子のライブ盤『威風堂々』ツアーを見に行った。 ツアータイトルどおり、演奏は威風堂々。 重低音の波に気持ちよく揺られ、リラックスして脳にα派が満ちる気がする。 ゴリゴリのハードロックなのにこうも心地よく感じるのは、ボー…

石原慎太郎に見る最悪の上司

松本隆作詞・細野晴臣作曲の『ハイスクールララバイ』を歌ったのはイモ欽トリオだったが、彼らのコンセプトは「良い子悪い子普通の子」という3段落ちコントだった。それになぞらえて、上司の3段階を考えてみた。【良い上司】 部下から提出された報告書や稟…

ピッコロ劇団『踊るシャイロック』の憂鬱

かつて元町高架下にBee’s Needsというバーがあった。 Rock’n Jelly Beanのポスターが飾られ、古い日本のアニメのおもちゃなんかが置いてあり、トイレに生首がぶら下がっている楽しいお店だったので、会社帰りにときどき立ち寄っていた。 お酒が飲めなくてク…

チャウ・シンチーの『人魚姫』には痛覚がない。

「最近の小さい子はどんなアニメが好きなの?」 と、幼稚園児のお母さんである友達に尋ねると、 「うちの子はディズニープリンセスが大好きなのよ」 という答えが返ってきた。 なるほどなるほど。小さい女の子らしい可愛い趣味だ。しかし私はディズニープリ…

みうらじゅん&いとうせいこうの「ザ・スライドショー」も20年。

演芸とか演劇とか、いろんなものを見に行く。もちろん、お笑いや落語、コメディも見る。 けれど、お腹がよじれるほど笑って、ツボに入りすぎて倒れ込んでも笑いが止まらなかったのは、あとにも先にもみうらじゅん&いとうせいこうの「ザ・スライドショー」だ…

『深夜特急1』とHeartTalking

先週、元町高架下の64カレーでランチを食べていると、ラジオからスピードラーニングのCMが流れてきた。 しかも「スピードラーニング中国語」だ。 英語と同じく、「聞き流す学習法」をうたっていて、「英語よりも先入観のない中国語のほうが聞き流す学習効…

オカルトビリーバーじゃないけど信じちゃってること。

オカルトには肯定派(ビリーバー)と否定派がいる。 信じちゃってる人と、嘘だと言い切っている人だ。 その中間に、懐疑派とか中立派と呼ばれる人もいるのだけど、私は中立派である。 完全に信じるのは危ない。 かといって、絶対にないと頭から否定するのも…

スマ洗はジジイのブリーフでもアリエールのか?

土曜日の午前2時。 浴室から物音が聞こえて目が覚めた。布団の中で丸くなりながら、私の頭によぎったのは、知人から聞いた泥棒の話。 侵入口は浴室の窓だったらしい。 格子がはまっているから油断して、換気のために窓を開けたままにして寝ていたのだそうだ…

セクハラ問題には惑星間の隔たりがある。

先週、うちの職場でセクハラ問題が起きた。 身体的なセクハラではなく、性的発言に対して誰かが総務に訴えたらしい。 それ自体に対して私は「そんなこともあるだろうなぁ」と全然ビックリしなかったが、驚いたのは、「わが社でセクハラ問題が出たなんて!」…

手の拘縮とポジショニング

少し前のことになるが、闘病中の林家こん平が卓球を楽しむ、というニュースをテレビで見た。 その前の映像との比較がされていて、あまりの回復ぶりに心底びっくりした。news.ameba.jpなぜそんなにびっくりしたかというと、動けなかった頃のこん平師匠の様子…

健康食品あれこれ

実家の庭になっている柚子の実が傷み始めたので、いくつかをちぎって、お風呂に入れることにした。 湯船に浮かべるときには、洗濯ネットの中に入れる。 見た目はよくないけれど、終わったときに回収しやすいからだ。 母がやっていた生活の知恵。 ネットに入…

ネイルをすれば古本に当たる

今年ももう1か月が過ぎてしまった。今年の目標のひとつは、「ネイルサロンに通う」。 そんなこと目標にすんなよ!とあきれられそうだが、 「やりたいのにできない自分を変える」 のも立派な目標だと思っているんだけど、どうだろう?そもそも、なぜネイルサ…

『沈黙―サイレンス―』ほど怖い映画を見たことがない。

これまで見た最も怖い映画は、ラース・フォン・トリアー監督の『アンチ・クライスト』だった。 元町映画館に一人で見に行って、山奥でゆっくりと狂っていくシャルロット・ゲンズブールが震えあがるほど怖かった。 しかし、先週、『沈黙―サイレンス―』を見に…

報連相とセブンミール

土曜日の朝9時にインターホンが鳴った。 母のデイサービスのお迎えは9時半だ。 こんな時間に誰が? 訝りながら玄関を開けたら、いつもの福祉用具業者さんと作業服の男性二人が立っていた。「手すりの取り付け工事にうかがったんですけど」 「えっ?!」 「も…

柿喰う客『虚仮威』とウエディングドレス

友達に誘われて、柿喰う客という劇団の『虚仮威』という公演を観に行った。 3人で行くと「なかよし割引」が適応されるというので、共通の友達と3人で観に行くことになったのだ。 私はこの柿喰う客という劇団を全然知らなかったのだけど、今、人気急上昇中…

雪の1日

日曜の朝は7時に電話が鳴った。 母の施設からである。 「雪のため、今日のデイサービスはすべてキャンセルさせてもらうことになりましたが、かまいませんでしょうか」 という。こちらとしても願ったり。 だって、デイサービスのお迎えは9時半だけれど、いつ…

Amazonで便利な介護グッズ

次こそは絶対にゴミ捨てに行ってもらわなければいけない。 が、やはり父が寝坊するリスクがあるので、対応策として電話の子機を父の枕元に置き、ヘルパーさんにモーニングコールをしてもらおう、とケアマネさんと話し合っていた。それで仕舞いこんであった実…

せっかくヘルパーさんに来てもらったのに。

12月中旬、初めてヘルパーさんに来てもらうことになった。 父の介護保険を使って、ゴミ捨ての手伝いと、お風呂の掃除と父の入浴見守りをしてもらう話になっていた。 父は杖をつきながらだと重いゴミを持って歩けないのと、簡易ギプスをつけた状態ではバスタ…

年末年始あれこれ

*** 12月30日 ***年末はいろんな人から、 「お父さんに辛く当たりすぎじゃないか」 と言われた。 確かに、酷い態度だったかもしれない。 年末年始は父をいたわる気持ちを持とう、と反省して帰った実家。 なにしろ老人にしてケガ人なのだから。 しかし…

明けましておめでとうございます。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。【2017年の目標】1、月に1度は映画館で映画を見る。2、ワードローブの一新→月に1度は服を買って、買った枚数の倍は服を捨てる。3、沢木耕太郎の『深夜特急』を全部読む。(『旅する力―深夜特急ノート』を含む。…

2016年はお世話になりました。

2016年には5つの目標を立てていた。1、ジムに通う 2、着付けを習う 3、ブログを始める 4、谷崎潤一郎を読む 5、部屋の掃除をする毎年こんなふうに目標を持っていたわけではなくて、今年からである。 40歳、人生折り返し地点に来たからには、のんべんだ…

『劇研のど自慢』でサイリウムを振る。

友人の天羽千夜子さんから、イベント出演のお知らせメールが来たのは、11月末のことだった。彼女は関西の小劇場だとか、ストロベリーソングオーケストラというバンドだとかで活躍していたのだけど、ここしばらくは活動を休止していた。それが、年末に謎のイ…

整形外科なんか要らない!

月曜日は訪問リハビリの日。 療法士さんがやって来るのを、待ってましたとばかりに待ち構えた。 母の左肩の痛みが、相変わらず続いていたからだ。 事情を説明し、母の様子を診てもらった。「脱臼はしていないみたいです。骨が折れてるような感じもないですけ…

床擦れの再発と謎の左肩痛

金曜日の夜から、身体を動かすと母が痛みを訴えるようになった。 車イスとソファ、車イスとベッド、車イスとトイレなど、移乗させると決まって、 「あ゛~~、い゛あ゛い゛~~」 と、泣きそうな声を出す。 はっきり発音ができないから推測だけれど、たぶん…

『人間椅子/魔術師』を朗読劇で見た。

祝日である今日の昼間、極上文學『人間椅子/魔術師』という朗読劇を観に行った。 『人間椅子』も『魔術師』も、言わずと知れた江戸川乱歩作品だ。場所は、近鉄アート館。 この劇場に行くのは初めてで、最初、てっきり上本町にあるのだと思い込んでいた。 昔…

任務が果たせない父の代わりに。

毎週月曜日、実家を離れるときに私が父に言う3つの事柄がある。 夕方、ベランダに干している洗濯物を取り入れること。 火曜日の朝、裏口にまとめてある生ゴミを捨てに行くこと。 ラップをして冷蔵庫に入れているおかずと、炊飯器内のごはんを食べてしまうこ…

父の膝の骨折と、誤診だらけの病院の話

もともと土曜日は、私と母がインフルエンザの予防接種を受けに行く予定だった。 どうせ病院へ行くついでだし、父のケガの具合も診てもらったらどうかという話になった。 「まだ痛むんやったら、ちゃんとお医者さんに診てもらったら?」 と私が言うと、父は、…

呑めばコケ、膝が痛くてまたコケる。

木曜日の昼間、父のケアマネさんからショートメールが入った。 「お父さんのことで、少しご相談があります。急ぎませんので、お電話頂けないでしょうか。」用件はだいたい察しがついた。 先週実家に帰ったとき、父のアゴにひどいアザが出来ていた件だ。 父に…

ザ・ぼんちは漫才界の『イレイザー・ヘッド』である。

縁あって、ザ・ぼんちの漫才を見る機会があった。 寄席などではなく、いわゆる営業のステージだ。けれど、「漫才を聞けるよ」と知人に誘われて出演者名を聞いたとき、思わず、 「ぼんちかぁ…」 と思ってしまった。 「おさむちゃんでーす、って大きい声で騒ぐ…

『台所太平記』から忠臣蔵を考える

いつか読もうと思ってもなかなか読めない本が多いので、今年から読書のテーマを決めた。 記念すべき1年目の今年、2016年は「谷崎潤一郎を読む」だ。 以前同じ部署で隣の席だった同僚の男性にそんな話をすると、 「『台所太平記』は読みましたか?」 と言う。…