3歩前のことを忘れる女のサブカルと介護の記録

神戸に住むアラフォーOL、波野なみ松の、仕事と趣味と母の介護を両立させる日々の記録。

介護

表皮剥離を縫った。

先週日曜日の夜、母をパジャマに着替えさせようと右腕をまくると、4センチほど皮膚が切れてめくれ、パックリと真っ赤な血がにじんでいた。 なぜそんな大きな傷ができたのかがわからない。 少なくとも私には、介助中に母の右腕をぶつけたとか、強く掴んだとい…

お菓子やカップ麺ばっか食べてないでごはん食べなさい!

うちの父がリハビリに通うようになって1年が過ぎたが、それなりに楽しげに行っているようでうれしい。「俺は2回脳梗塞をやって、どうも左足があかんのや」 と父が言えば、ある80代後半のお爺さんは、 「まだまだやな。俺なんか5回やで。」 と言い返してきた…

爪水虫と汗疱

母の世話の中で、つい忘れがちになるのが爪切りである。 特に足の爪なんて、自分のでさえも気が付いたら伸びているくらいなんだから、他人ならなおさらだ。 前のデイサービスに通っていた頃だから3年以上前になるけれども、いつの間にか母の右足の親指の爪…

歯を抜いて、猛暑。

金曜日は再び夏休みをもらって、赤十字病院へ母の犬歯を抜いてもらいに行った。 これを抜いておかないと、また炎症を起こしたり、そのせいでアゴの骨が溶けてしまったりするんだから、対処せざるをえない。 診察室では、歯を抜いたあとの万が一の場合につい…

アゴの骨が溶けてるって!?

昨日と今日の午前中は、赤十字病院で過ごした。 そう、母のアゴの腫れが再発したのだ。 気が付いてくれたのは、やはり訪問リハビリの療法士さんだった。 「あれ? また腫れてません?」 言われてみると全く前回と同じパターンである。 施設で訪問歯科を呼ん…

赤十字病院のいちにち

赤十字病院での受診は1日仕事だった。 慣れない病院で勝手がわからず時間がかかったせいもあるけれど、とにかく待って待って待ちまくった1日だった。 初診受付で待ち、口腔外科で待ち、採血で待ち、レントゲン撮影で待ち、診断で待ち、点滴で待ち、切開手…

蜂窩織炎って漢字が怖くない?

「口底蜂窩織炎かもしれません」 と、ケアマネさんからメールをもらった。 口底蜂窩織炎??? ホウカシキエン、と読むらしいのだが、見たことも聞いたこともない病名。 恐ろしげな漢字が並んでいるだけに、不安が募った。 www.ishamachi.com ネットで調べる…

病院のハシゴとサイドミラー

おとといの土曜日はハードスケジュールだった。 というのも、U病院の神経内科とA病院の内科の受診日が重なってしまったからだ。 うっかりしていて、どちらの薬もその日の夜の分から不足するような状態で、日の変更もできない。 どちらも診察は午前中だけなの…

不安な気持ち

こんな夢を見た。母の口腔ケアのとき、私はペンチで母の下の前歯を1本摘まみ、力まかせに挟み潰す。 粉砕された前歯。 「あああ!!やってしまった!!」 と慌てる私に、 「大事にしてた前歯なのに!!」 と母が泣く。(夢だからまだしゃべれる設定。そして…

喫煙者と嫌煙家のヤマアラシのジレンマ

最近、映画やドラマで人が死ぬシーンが、自分が追体験したように感じられてすごく怖い。 切られるとか撃たれるとかは何でもないんだけど、溺れ死ぬのを見ると息苦しくなって恐怖を感じてしまう。 私がオカルティストだったならば、 「きっと私はかつて溺れ死…

父の健康茶ブーム

父が、介護保険適用のリハビリ施設に通うようになったのが、去年の7月。 ちょうど10か月が過ぎた。 通い始めるまではあんなに嫌がっていたリハビリも、今では楽しそうに通っている。 これまで行きたくないと言ったことのない父が、先週の月曜日に、 「今日は…

ギリヤーク尼ヶ崎さんとパーキンソン病のこと。

先週再放送されていたETV特集「その名は、ギリヤーク尼ヶ崎 職業 大道芸人」をやっと見た。 2017年2月10日に放送されていたものなんだけど見逃してしまって残念に思っていたら、ありがたいことに再放送があったのだ。 www.nhk.or.jp 私がギリヤーク尼ヶ崎さ…

ゲームウォッチをお手本に。

ファミコンがブームになる前、子供たちが夢中になっていたのはゲームウォッチだった。私が持っていたのは(ていうかまだ持ってる!!)、『Dr.スランプ アラレちゃん』の「おはこんばんちは!」と、『愛してナイト』の「ハーピット」の2つ。前者は、ランダム…

お向かいのおばさんに辟易している話。

今朝、施設からデイサービスのお迎えが来て母を車に乗せる介助をしていると、私の姿を発見したお向かいのおばさんがやってきて、 「鹿がおるよ!」 と教えてくれた。 うちのあたりは山を崩して作った住宅地なのですぐそばが山なのだが、一匹の鹿が道路のぎり…

あの物の名前を父はまだ知らない

母の日と父の誕生日は同じことが多く、いつも一緒にお祝いしている。去年までは丁寧に、それぞれプレゼントを用意していたけれど、今年はなしにした。 もう母にはプレゼントを認識してもらえないし、父には台湾土産の老酒をあげたばかりだからだ。それに、ど…

GWは台北へ

金曜日に実家に戻り、土日を過ごし、月曜日から出勤して神戸生活に戻る。 それが私の1週間である。そのルーティンの中に、祝日は入っていない。 というか、入れないことにしている。何事も「基本ルールを決める」のは大切で、それがないと、無理して頑張っ…

つるばらが咲いた。

玄関先でつるばらが咲いた。 毎年、5月になると小さな黄色い花が群れて咲き、目を楽しませてくれる。この花、お向かいの庭でも2件隣の庭でも咲いている。 おそらく、2件隣の奥さんが株分けしてくれたに違いない。手入れが行き届いて立派に剪定されているご…

男性は家族との会話が短い場合に生命予後が短い

ジェロントロジー、日本語にすると老年学という学問があって、その講演会のレジュメを見せてもらう機会があった。 一言でいうと「いい感じに老いるには?」みたいなことの研究で、医療や心理学や社会学やいろんなことが包括されているらしい。 その資料の中…

1杯のカフェオレ

母の飲み物には、必ずトロミをつけている。 普通の液体だと、むせてしまうからだ。 自分の唾液を飲み込むときでさえ、ときどきむせていて、嫌になってしまう。で、トロミをつけるのに、トロミ剤を使うのだけど、どこのメーカーのがいいか、ドラッグストアに…

顔の筋肉をほぐそう。

4月の上旬は女子力アップ作戦を実行していた。 9日に神戸でオーケンライブがあったので、「いつなんどき街中でオーケンと遭遇しても大丈夫なように」と気合いが入っていたのだ。 めったに行かないエステにも行った。 エステといっても、リンパマッサージ専…

今の生活の限界は?

水曜日の夜、久しぶりに友達のYさんと電話した。 彼女とは同い歳で、10年来の大切な友達なのだけれど、なかなか不思議なつながりだったりする。出会ったきっかけは、神戸ポートピアホテルで開催されたクレイジーケンバンドのディナーショーだった。 何でも一…

長引く床擦れを何とかしなきゃ。

先週、母の介護施設から電話がかかってきた。 かけてきたのは、担当してくれている看護師さん。 たいてい、ケアマネさんが間に入って連絡が来るので、直接お話するのは初めてである。はじめまして、いつもお世話になっています、と挨拶もそこそこに、こちら…

遊んでばかりの春

「祝日は日帰りで東京へ、ライブを見に行ったんです」 「たまにはそういう楽しみもないとね!」「明日は映画を見に行くんです」 「いいですね!たまには息抜きしないとね!」ありがたいことに、皆さん優しく、 「たまには遊ばないと」 と言ってくれるんだけ…

人間椅子の『威風堂々』ツアーと靴下

神戸チキンジョージに人間椅子のライブ盤『威風堂々』ツアーを見に行った。 ツアータイトルどおり、演奏は威風堂々。 重低音の波に気持ちよく揺られ、リラックスして脳にα派が満ちる気がする。 ゴリゴリのハードロックなのにこうも心地よく感じるのは、ボー…

手の拘縮とポジショニング

少し前のことになるが、闘病中の林家こん平が卓球を楽しむ、というニュースをテレビで見た。 その前の映像との比較がされていて、あまりの回復ぶりに心底びっくりした。news.ameba.jpなぜそんなにびっくりしたかというと、動けなかった頃のこん平師匠の様子…

健康食品あれこれ

実家の庭になっている柚子の実が傷み始めたので、いくつかをちぎって、お風呂に入れることにした。 湯船に浮かべるときには、洗濯ネットの中に入れる。 見た目はよくないけれど、終わったときに回収しやすいからだ。 母がやっていた生活の知恵。 ネットに入…

報連相とセブンミール

土曜日の朝9時にインターホンが鳴った。 母のデイサービスのお迎えは9時半だ。 こんな時間に誰が? 訝りながら玄関を開けたら、いつもの福祉用具業者さんと作業服の男性二人が立っていた。「手すりの取り付け工事にうかがったんですけど」 「えっ?!」 「も…

雪の1日

日曜の朝は7時に電話が鳴った。 母の施設からである。 「雪のため、今日のデイサービスはすべてキャンセルさせてもらうことになりましたが、かまいませんでしょうか」 という。こちらとしても願ったり。 だって、デイサービスのお迎えは9時半だけれど、いつ…

Amazonで便利な介護グッズ

次こそは絶対にゴミ捨てに行ってもらわなければいけない。 が、やはり父が寝坊するリスクがあるので、対応策として電話の子機を父の枕元に置き、ヘルパーさんにモーニングコールをしてもらおう、とケアマネさんと話し合っていた。それで仕舞いこんであった実…

せっかくヘルパーさんに来てもらったのに。

12月中旬、初めてヘルパーさんに来てもらうことになった。 父の介護保険を使って、ゴミ捨ての手伝いと、お風呂の掃除と父の入浴見守りをしてもらう話になっていた。 父は杖をつきながらだと重いゴミを持って歩けないのと、簡易ギプスをつけた状態ではバスタ…

年末年始あれこれ

*** 12月30日 ***年末はいろんな人から、 「お父さんに辛く当たりすぎじゃないか」 と言われた。 確かに、酷い態度だったかもしれない。 年末年始は父をいたわる気持ちを持とう、と反省して帰った実家。 なにしろ老人にしてケガ人なのだから。 しかし…

整形外科なんか要らない!

月曜日は訪問リハビリの日。 療法士さんがやって来るのを、待ってましたとばかりに待ち構えた。 母の左肩の痛みが、相変わらず続いていたからだ。 事情を説明し、母の様子を診てもらった。「脱臼はしていないみたいです。骨が折れてるような感じもないですけ…

床擦れの再発と謎の左肩痛

金曜日の夜から、身体を動かすと母が痛みを訴えるようになった。 車イスとソファ、車イスとベッド、車イスとトイレなど、移乗させると決まって、 「あ゛~~、い゛あ゛い゛~~」 と、泣きそうな声を出す。 はっきり発音ができないから推測だけれど、たぶん…

任務が果たせない父の代わりに。

毎週月曜日、実家を離れるときに私が父に言う3つの事柄がある。 夕方、ベランダに干している洗濯物を取り入れること。 火曜日の朝、裏口にまとめてある生ゴミを捨てに行くこと。 ラップをして冷蔵庫に入れているおかずと、炊飯器内のごはんを食べてしまうこ…

父の膝の骨折と、誤診だらけの病院の話

もともと土曜日は、私と母がインフルエンザの予防接種を受けに行く予定だった。 どうせ病院へ行くついでだし、父のケガの具合も診てもらったらどうかという話になった。 「まだ痛むんやったら、ちゃんとお医者さんに診てもらったら?」 と私が言うと、父は、…

呑めばコケ、膝が痛くてまたコケる。

木曜日の昼間、父のケアマネさんからショートメールが入った。 「お父さんのことで、少しご相談があります。急ぎませんので、お電話頂けないでしょうか。」用件はだいたい察しがついた。 先週実家に帰ったとき、父のアゴにひどいアザが出来ていた件だ。 父に…

検尿、取ったどー!!

笑い話のベタなやつに、病院の待合室でのおばあさんネタがある。 「あの人最近見ないねぇ」 「体調悪くて病院に来れないらしいよ」 実際に私も病院でこういうやりとりを聞いたことがあり、「ネタやん!」と思わず突っ込みたくなった。ただ、笑い話じゃなく、…

ケアマネさんが病院についてきてくれた。

もう12月になってしまった。 1年がこれほど早いのだから、2か月に1度の神経内科の受診日なんてアッという間にやってくる。 昨日の土曜日がその受診日だったのだけど、今回はいつもとは違っていた。 なんと、母のケアマネさんがついてきてくれる、スペシャル…

目指せ、体交の達人

私が風邪をひく前の週から、母が咳をするようになった。 食事中、飲み込みが悪くてむせるのは前からあったことだけれど、 ときどき、 「ぐぐ、ごご、が、がが」 と、喉に何かが絡まったような音を立てて咳をするのだ。寝ている間も、グーグー寝息を立ててい…

化粧をする時間をほかに使えたらなぁ、と思わなくもない。

介護スタッフさんから、たまに母の肌を褒められる。 「波野さんはほんまキレイなお肌でうらやましいわぁ」 確かに母は76歳にして、ほとんど皺がない。 昔本人がコンプレックスを持っていたソバカスも、年齢とともに薄くなって、今はほとんどわからなくなって…

排泄ケアで思い出した松沢呉一の『鬼と蝿叩き』

「介護」というとどうしても暗いイメージがあるのは、おそらく排泄ケアの問題があるからじゃないだろうか。 介護する側が、「汚い」「臭い」と嫌がるのもある。 介護される側が、過度に遠慮したり引け目を感じたり、情けなく思ったりして落ち込んだり、とい…

洗濯機は神ではない

洗面所のドアが開いていたので、お風呂に入っていく父の背中が見えた。 痩せてシワだらけの、貧相な老人の裸。 いや、そんなことはどうでもよい。 床を見ると、点々と水滴が落ちている。「ちょっと待った!!この水滴何?」 「ああ、しょんべんや」 「おおお…

ドラマ『夏目漱石の妻』に両親を重ねる。

実家でテレビを見るときは、一応番組のチョイスに気を使う。 エロいものグロいものだけでなく、難解なものも対象外。 退屈なものはそもそも私が見たくないけれど、家事や介助をしながらの“ながら”見になるので、集中してガッツリ見たいものも外す。 そうする…

元町でオーケンに会った。

10月15日土曜日は長い1日だった。朝は実家で母の訪問リハビリ。 本来訪問リハビリの日は月曜日なんだけど、祝日だったので土曜日に振り替えてもらったのだ。 シフトの都合上、振り替えのときはピンチヒッターの療法士さんが来る。 今回は、半年前くらいに一…

マイナンバー?聞いたことないな。

神経内科は2カ月に一度受診しているが、2カ月なんてあっという間に経つ。 昨日はまた受診日だった。 1時間以上待たされて、5分で終わりだというのに。 ただ、昨日は病院に行くのにお薬のお代わりをもらう以上に他の意味があった。 特定医療費受給者証の…

出掛けたがり爺

先週末、南京町では中秋節のお祭りが行われていたらしい。 うちの父は南京町のお祭りが大好きで、春節と中秋節の時期になると、 「お祭りはいつからや?」 としつこく訪ね、 「行って獅子舞見て、八宝菜を食べたい」 とはしゃぐので鬱陶しかったのだが、今回…

一人っ子はダダをこねない

昨日スーパーのお菓子売り場で、若いお母さんが、 「え?!あんたなんで勝手に箱開けてんの?!」 と驚いて叫んだ。 まだ幼稚園前くらいの小さな女の子である。 「まだお金払ってないんやで! 勝手に開けたらあかんやないの!」 その子はただ黙ってうつむい…

泣くのが嫌なら さあ歩け

昨日も今日も、母はご飯を食べてくれている。 ミキサー食でなくても、柔らかく炊いた野菜なら食べられるようになったし、飲み物もストローで飲めるようになった。 何を言っているか聞き取れないが、とにかく声が出るようになった。 こんなふうに調子が戻って…

介護施設からの呼び出し

今朝、母をお迎えに来てくれた介護スタッフさんから話があると言われた。 何の話だろう!?と不安になりつつ、介護施設を訪ねた。 しかし話を聞いてみると、何のことはない。 介護スタッフのリーダーさんの要件は大きく3つ。 夜間のトイレ介助のこと。 お薬…

お母さんお願いだから食べてよもう。

母の食が進まない。 ご飯はお粥にし、メインのおかずはミキサーにかけ、お豆腐や介護食などをプラスした軟らかい食事を用意しているけれど、なかなか効果が上がらない。食べようとするけれど飲み込めないときもあるし、口に含んだまま眠ってしまって、起こし…