3歩前のことを忘れる女のサブカルと介護の記録

神戸に住むアラフォーOL、波野なみ松の、仕事と趣味と母の介護を両立させる日々の記録。

映画

実写版銀魂は1,100円の価値があった。

詳細が明らかになるごとに、「これは見ないかも…」という気持ちを強くしていった実写版『銀魂』。 原作やアニメのファンで、どれだけの人が実写版を望んだろうか。 いくら監督が福田雄一でも、期待しろというには無理がある。 テレビCMを見て、 「これは完全…

宇宙最強の男ドニー・イェンの『イップ・マン 継承』

毎年、学生劇団時代の友人と忘年会をする。 参加者は年によってさまざまだが、参加率が高いのは、私と、NPO法人『月と風と』代表の清田さんと、現在三重大学で講師をしている文学博士Mで、映画好きのその3人が決まってその年に見た映画の振り返りをする流れ…

認知症×マフィア=『おじいちゃんはデブゴン』

『我的特工爺爺』という、サモ・ハン監督・主演のアクション映画のことを知ったのは去年。 「特工」というのは特殊部隊のことらしく、引退した元・特工おじいちゃんが活躍する話らしい。 それだけなら、クリント・イーストウッドの『スペース カウボーイ』的…

何かとちょっと惜しい『楊貴妃 Lady of The Dynasty』

中国の歴史ドラマというか、時代劇をよく見ている。 なかでも『武則天-The Empress-』が大好きだ。(6月から再放送が始まったって!) www.twellv.co.jp なんといっても、ファン・ビンビン(範冰冰)が美しすぎてうっとりする。 中国ナンバーワン美女の称…

『牯嶺街少年殺人事件』の少女は孤独だった。

大学の勉強なんて意味がない、なんてことを言う人がいるけれど、私はそうは思わない。 どんなものでも使いよう。 大学の講義だってそうで、今でも印象に残っている講義のひとつは「芸術論」である。 友達が誘ってくれて受講した講義だった。 大学時代の私の…

スカヨハ『ゴースト・イン・ザ・シェル』に大満足。

毎年「なりたい顔ランキング」が発表されていて、今更の話だが2016年の女性1位は石原さとみだったらしい。 そのニュースを見たとき彼氏が、誰の顔になりたいか訊いた。 私はしばらく考えてから、 「ローラ!」 と答えると、すかさず、 「外人になっとるやな…

『T2トレインスポッティング』は選んだ未来だったのか。

先週の火曜日は神戸国際松竹へ『T2トレインスポッティング』を見に行った。 www.t2trainspotting.jp 『おそ松さん 春の全国大センバツ上映祭』と2本見るつもりをしていたのだけど、終業後に課長との打ち合わせが長引いて、おそ松さんの上映時間に間に合わな…

映画『函館珈琲』を激しく勝手に思い込む。

昔の上司の口癖は、「もうあかん、会社やめてタコ焼き屋するわ」だった。 なぜタコ焼き屋なのかわからない。 とにかく脱サラをしたかったのだろう。最近、私もすごくそんな気持ちになっている。 会社をやめて、人の役に立つこととか、自分が思いきり打ち込め…

『狂い咲きサンダーロード』はいま観ても狂っていた。

ここのところ、ニュースやワイドショーの籠池ファミリーが気になってしょうがない。 不謹慎を承知で言うけれど、これだけ強烈なキャラクターの登場は久しぶり。サイコパス炸裂! なんとなく、園子温監督『冷たい熱帯魚』のでんでんを思い出してしまうのは私…

チャウ・シンチーの『人魚姫』には痛覚がない。

「最近の小さい子はどんなアニメが好きなの?」 と、幼稚園児のお母さんである友達に尋ねると、 「うちの子はディズニープリンセスが大好きなのよ」 という答えが返ってきた。 なるほどなるほど。小さい女の子らしい可愛い趣味だ。しかし私はディズニープリ…

みうらじゅん&いとうせいこうの「ザ・スライドショー」も20年。

演芸とか演劇とか、いろんなものを見に行く。もちろん、お笑いや落語、コメディも見る。 けれど、お腹がよじれるほど笑って、ツボに入りすぎて倒れ込んでも笑いが止まらなかったのは、あとにも先にもみうらじゅん&いとうせいこうの「ザ・スライドショー」だ…

『沈黙―サイレンス―』ほど怖い映画を見たことがない。

これまで見た最も怖い映画は、ラース・フォン・トリアー監督の『アンチ・クライスト』だった。 元町映画館に一人で見に行って、山奥でゆっくりと狂っていくシャルロット・ゲンズブールが震えあがるほど怖かった。 しかし、先週、『沈黙―サイレンス―』を見に…

『台所太平記』から忠臣蔵を考える

いつか読もうと思ってもなかなか読めない本が多いので、今年から読書のテーマを決めた。 記念すべき1年目の今年、2016年は「谷崎潤一郎を読む」だ。 以前同じ部署で隣の席だった同僚の男性にそんな話をすると、 「『台所太平記』は読みましたか?」 と言う。…

日本国憲法と『この世界の片隅に』

友達の中で一番テレビに出ているのが本多力くんだとしたら、友達の中で一番新聞に載っているのは弁護士になった弘川欣絵ちゃんである。もう10年近く前になるけれど、彼女が弁護士になった直後くらいの話。友達何人かで飲み会があって、そのとき彼女が私たち…

サブカル女と非ヲタ男のトゥルー・ロマンス

私の彼氏は非ヲタである。 漫画アニメ文化だけでなく、サブカルチャーの知識も皆無に等しい。 彼氏の趣味は、海釣り、バイク、射撃、カヌー、キャンプ、などなど。好きな音楽はブルース・スプリングスティーン、好きな作家は開高健。 私とはまるで異世界の人…

元町映画館で『西遊記』を見る。

ときどき、「どうして中国語を習おうと思ったの?」と尋ねられる。 答えにはいろんなパターンがあるけれど、とどのつまりは、 「子供の頃に堺正章・夏目雅子の『西遊記』を見たから」 にたどり着く。悲しいかな、今の日本には中国を好ましく思っていない人も…

『シン・ゴジラ』で初めての4DX

秋分の日は雨の中、HAT神戸の109シネマへ『シン・ゴジラ』を見に行った。 夏休み映画なのに、ようやく。 www.shin-godzilla.jp これほど出遅れたなら普通の上映では悔しいので、4DXにしてみた。 二人で行けば割引があるペアデイだったので彼氏を誘い、映画料…

『スーサイド・スクワッド』を見てググれ。

祝日はまるまる自由にさせてもらっているので、シルバーウィークは久しぶりにのんびりでき、ようやく映画を見にいく時間を得た。まず、月曜日は『スーサイド・スクワッド』を。wwws.warnerbros.co.jp ハーレイ・クインちゃんのなんと可愛らしいことか! いく…

森達也監督『FAKE』で障害を考える

水曜日の夜は神戸アートビレッジセンターで、森達也監督『FAKE』を見た。 作曲のゴーストライター問題で話題になった佐村河内守さんのドキュメンタリー映画だ。 オーケンののほほん学校でも話題に出ていたのは、先日のブログで書いたとおり。 naminonamimats…

井口昇の『キネマ純情』で百合に目覚めよ。

井口昇の名前を知ったのは、松尾スズキのエッセイだったと思う。 大人計画の劇団員かつAV監督という紹介がされてたと思うが、それから時が過ぎ、あれよあれという間に、大活躍の映画監督になった。井口昇監督の『片腕マシンガール』は、マイ邦画ランキングの…

吐き気がするほどロマンチックだぜ

昨日は元町映画館に、遠藤ミチロウ監督作『お母さん、いい加減あなたの顔は忘れてしまいました』を見に行った。遠藤ミチロウといえば、伝説のパンクバンド、スターリンのボーカルで、『お母さん、いい加減あなたの顔は忘れてしまいました。』は代表曲でもあ…