3歩前のことを忘れる女のサブカルと介護の記録

神戸に住む40代波野なみ松の、育児と趣味と要介護両親の対応に追われる日々の記録。

春なので、ブログ始めました。

春が来た。

4月になった。

 

季節はめぐって、いろんなものが流れて行くのに、自分だけが変わってない気がする。

結婚するでもなく、転職するでもなく、もう齢が40にもなってしまった。

 

大学時代に聞いたのだけど、竹内銃一郎という人の戯曲に、

「変わらないもの、それは変わろうとする意思だ」

というような台詞があって、今でもときどき心の中で唱えている。

いつも、変わりたい変わりたいと思いながら、でも、同じところをグルグル回っている自分。

物心ついて以降ずっと、ここではないどこか、今ではないいつか、を求めているのに、結局、同じところに留まっている気がする。

 

そんなわけだから、ちょっとした小さな目標を立ててみた。

今年2016年の目標は、

  1. ジムに通う
  2. 着付けを習う
  3. ブログを始める
  4. 谷崎潤一郎を読む
  5. 換気扇の掃除をする

の5つ。

 

ジムと谷崎は着手済み。

着付けと換気扇はまだ。

そして、これで、目標の一つ、ブログを実現。

よしよし、自己満足。

 

変わらない変われないと嘆きつつも、否応なしに加齢だけは襲ってくる。

自分だけじゃなくて、両親もだ。

うちの母は、今から約7年前、大脳皮質基底核変性症という病気と診断された。

進行性の難病なので、悪くなることはあっても、良くなることはない。

発病したときは、

「なんとなく左手が動きにくいんだけど…」

という程度だったのが、今や両手両足とも、ほとんど動かすことができなくなってしまった。

 

振り返ってみると、病気の進行につれて、いろんなことを学んで、いろんな発見があって、いろんなことを考えた。

そのくせ、どんな大事件も過ぎてしまえば一瞬の出来事で、すぐに忘れてしまう。

のど元過ぎれば熱さを忘れる、とはよく言ったものだ。

 

そんな日常の中の、「いろんなこと」の少しだけでも、記録に残せればいいなぁと思っている。