ゴールデンウイークの始まりは羊歯明神
ゴールデンウィークは、三宮troop cafe での遠藤ミチロウさんと羊歯明神のライブから始まった。
5月2日月曜日の夜。
元町映画館でチラシをもらって、エイヤッと見に行ったのだ。
troop cafeは三宮にある老舗のクラブである。
遊びに行ったのは何年ぶりだろう。
「おっ!」と思うイベントがあっても、週末は介護のために実家にいるので、たいていタイミングが合わない。
今回は月曜日だから行けた。
記憶をたどれば、最後に来たのは、9年くらい前のロケットマンか。
前過ぎて、入場料を払った後も入り口がわからなくてウロウロし、スタッフに不審がられるくらいだった。
ライブは、遠藤ミチロウsolo と、山本久土solo、羊歯明神という3部構成で、いわずもがなだけどミチロウさんはかっこよかった。
羊歯明神について全然知らずに見に行ったのだけど、パンクと民謡の融合バンドらしい。
民謡、全然違和感がない。
どんなものだってミクスチャーが面白い。
大瀧詠一だって、『ロングバケーション』より『Let's Ondo Again』のほうが好きだ。
らしいなと思ったのは歌詞だ。
オハラショウスケさんをアベのシンゾーさんに変えて歌ったりする。
だから、パンクなんだ。
最近、友達の間で政治の話が増えた。
原発、安保、TPP、沖縄基地問題、などなど。
よく賛成か反対かと問われるけれども、判断をするには情報を集めなきゃいけない。
で、ネットで情報を読むと、どちらかに偏った意見が多くて、信じられるものかどうか戸惑う。
その結果、私自身はいつも考えがまとまらない。
友達には左寄りの意見が多いし私も賛成のことが多いけど、私自身はその中にいると違和感を覚えることもある。
真実は右と左の間にあるように思いつつ、うまくバランスが取れないでいる。
それがここのところの私の悩みのタネの一つだったのだけれど、ミチロウさんの歌を聴いていてわかったことがある。
右とか左とかじゃない。
国家なんてどうでもいい。
人が大事なんだってこと。
大事なことが大事にされてない今の状況に腹が立つ。
いい加減にしろよ、安倍内閣。
多数決取ったら何でもできると思ってんじゃねーぞ。
反権力ってこと。
パンクってそういうこと。
腹が立つことに拳を振り上げて叫ぶってこと。