3歩前のことを忘れる女のサブカルと介護の記録

神戸に住む40代波野なみ松の、育児と趣味と要介護両親の対応に追われる日々の記録。

ゴールデンウイークの始まりは羊歯明神

ゴールデンウィークは、三宮troop cafe での遠藤ミチロウさんと羊歯明神のライブから始まった。
5月2日月曜日の夜。
元町映画館でチラシをもらって、エイヤッと見に行ったのだ。

troop cafeは三宮にある老舗のクラブである。
遊びに行ったのは何年ぶりだろう。
「おっ!」と思うイベントがあっても、週末は介護のために実家にいるので、たいていタイミングが合わない。
今回は月曜日だから行けた。
記憶をたどれば、最後に来たのは、9年くらい前のロケットマンか。
前過ぎて、入場料を払った後も入り口がわからなくてウロウロし、スタッフに不審がられるくらいだった。

ライブは、遠藤ミチロウsolo と、山本久土solo、羊歯明神という3部構成で、いわずもがなだけどミチロウさんはかっこよかった。

羊歯明神について全然知らずに見に行ったのだけど、パンクと民謡の融合バンドらしい。
民謡、全然違和感がない。
どんなものだってミクスチャーが面白い。
大瀧詠一だって、『ロングバケーション』より『Let's Ondo Again』のほうが好きだ。

らしいなと思ったのは歌詞だ。
オハラショウスケさんをアベのシンゾーさんに変えて歌ったりする。
だから、パンクなんだ。


最近、友達の間で政治の話が増えた。
原発、安保、TPP、沖縄基地問題、などなど。

よく賛成か反対かと問われるけれども、判断をするには情報を集めなきゃいけない。
で、ネットで情報を読むと、どちらかに偏った意見が多くて、信じられるものかどうか戸惑う。
その結果、私自身はいつも考えがまとまらない。

友達には左寄りの意見が多いし私も賛成のことが多いけど、私自身はその中にいると違和感を覚えることもある。
真実は右と左の間にあるように思いつつ、うまくバランスが取れないでいる。

それがここのところの私の悩みのタネの一つだったのだけれど、ミチロウさんの歌を聴いていてわかったことがある。

右とか左とかじゃない。
国家なんてどうでもいい。
人が大事なんだってこと。
大事なことが大事にされてない今の状況に腹が立つ。
いい加減にしろよ、安倍内閣。
多数決取ったら何でもできると思ってんじゃねーぞ。

反権力ってこと。
パンクってそういうこと。
腹が立つことに拳を振り上げて叫ぶってこと。