3歩前のことを忘れる女のサブカルと介護の記録

神戸に住む40代波野なみ松の、育児と趣味と要介護両親の対応に追われる日々の記録。

福祉用具の業者さんに来てもらった用事、その1

今日は福祉用具の業者さんが来る約束の日。

いくつかの懸案事項があって、来てもらったのだ。

 

まず一つ目は、母が寝るベッドのマットのこと。

 

一昨年の冬から去年の春にかけて、母に床ずれができていた。

当時、床ずれの知識がなかった私は、驚いたものだ。

床ずれというのは寝たきりの人がなるものだと思っていたから。

そこから、床ずれについて勉強させてもらった。

床ずれの主な要因は、栄養状態が悪いことと、同じ姿勢が長く続いていること。

だから、ならないようにするには、栄養、特にタンパク質をちゃんと摂ること、そしてイスのクッションや寝具をやわらかいものにして、2時間以上同じ姿勢をとらせないこと。

 

母の場合、栄養の方は、病院でエンシュアリキッドという栄養剤が処方された。

それに加えて、明治メイバランスという栄養補助飲料やプロテイン飲料も飲ませた。

 

寝具は、エアマットがベター。

単にエアマットと言われたら、空気が入っているマットだとしか思わないかもしれないけど、そんなものではない。

機械がついていて、中の空気の流れを制御するようになっている。

寝る人の体重を入力し、体圧がかかるとコントロールする優れもの。

 

とはいえ、母の場合、平日は施設でお泊りし、週末は自宅で寝ている。

本当は両方にエアマットがあればいいんだけれど、介護保険でレンタルできるのは一つだけなので、施設にレンタルのエアマットを置かせてもらい、自宅用には体圧分散マットを自費購入した。

ちなみに、エアマットは購入すると20万以上、体圧分散マットは、それでも10万円。

健康には代えられないけど、高いよぅ。

 

それらの努力の甲斐あって、床ずれはきれいになくなり、今後再発もしなさそうだ。

 

そこまでが以前の話。

最近、マットのことについてケアマネさんから連絡が入った。

施設にレンタル品を置きっぱなしというのは良くない、という指摘が入ったらしいのだ。

それで、今日、エアマットと体圧分散マットを交換することに。

自宅の体圧分散マットを施設へ、施設のエアマットをうちへと、福祉用具の業者さんに運んでもらった。

 

自宅へ設置してもらったエアマットがこれ。

 

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機械は、ときどきグーングーンと小さな音を発する。

冷蔵庫より若干うるさい。

母はたぶん気にせず眠るけれど、隣にいる私は慣れるまでちょっと気になるかも。