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3歩前のことを忘れる女のサブカルと介護の記録

神戸に住むアラフォーOL、波野なみ松の、仕事と趣味と母の介護を両立させる日々の記録。

北斗の拳のマミヤさんみたいになるんだ。

今年から、週一でジムに通っている。
筋トレとストレッチを主とする、マンツーマンレッスンのスポーツジムだ。

通い初めて半年足らず。
そもそもはダイエットが目的だったけれど、体重はまだほとんど減っていない。
気になる下腹回りも、ほとんど変化はないように思える。

けれど別の部分で、得るものはたくさんあった。

ひとつは腰痛の改善。
側弯症の私は、背骨がS字に歪んでいるせいで、若い頃から肩凝りと腰痛がひどかった。
左の肩と右の腰が、いつもセットで悪くなる。
特に、母を介助するようになってからはなおさら腰痛がひどくなっていたので、定期的に整体に通いながら、だましだましやっていたのだ。

それが、気付けばほとんど腰痛がなくなっていたのだから、やっぱり運動はしなきゃいけない。

でも、それ以上に目に見えて、メキメキと向上したものがある。

腕力である。

今のジムで、初めてバーベル挙げをやった。
これまでもスポーツジムに通ったことはあったけど、ランニングマシンとか自転車こぎとか、自分がラクにできたり、好きな運動ばかりやっていた。
キツかったり、ヘナチョコすぎて恥ずかしかったりするものは、避けていた。
マンツーマンレッスンだからこそ、自分が苦手なものも「やらされる」し、適度な強度を教えてもらえる。

最初は歯をくいしばり、
「地球のみんな、オラに力を!」
元気玉を必要とするほど必死になって挙げていた重さのバーベルも、今では普通に挙げられるようになった。

家では、今まで苦労していたウォーターサーバーの5ガロン(18.9L)のボトルが、難なく持ち上げられるようになった。

そうすると、身体だってこれまでとは違う。
ヘナチョコだった私の上腕に、少しチカラコブがついてきたのだ。

鏡の前で、つぶやいてみたくなるのは、『北斗の拳』のマミヤさんのセリフ。

「みて、リンちやん、わたしの腕、こんなに固くなっちゃった」

40女が鏡の前でマミヤさんごっこ。
我ながらアホか。
と思うけれど、腕力がついたのは本気でうれしい。

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昨日の深夜(ていうか今朝未明)、ドンという音で目が覚めた。

なんと、母がベッドから落ちかかっていたのだ。

右足だけ動く母は、ときどき右足をベッドから出してしまう。
何らかの拍子に左足もベッドから落ち、下半身全体がエアマットから滑った模様。

膝から下は畳に着き、首だけが手すり兼落下防止柵に引っ掛かっている状態だった。

バイ!!

慌てて母を柵から離し、身体を畳の上へ。
首が少し赤くなっている。
場所が悪ければ、すぐ気付かなければ、首吊りで死んでいたかもしれない。
くわばらくわばら。

首の赤みはしばらくしたらひいてきた。
ゆっくりと滑り落ちたので、足などの打ち身もなさそう。
何もなくてよかった。

さて、と。

母を畳に横にした状態で、困ってしまった。

どうやってベッドへ戻そうか。

父がいたら、二人で上半身と下半身をそれぞれ担ぐのだけれど、夜中の3時半である。
どうにかして一人で、体重45キロの母をベッドの上まで担ぎ上げなけれぼならない。

考えた末、段階を踏んで、バックドロップ式に引っ張り挙げる作戦を思い付いた。

まず、20センチほどの高さのクッション椅子の上に座らせる。

これだけでも必死。

母を羽交い締めにする形で後ろから引っ張り挙げる。
何回か失敗してクッションからずり落とすが、なんとか上に引っ張り挙げ、クッション椅子に座らせることに成功。

椅子ごとベッド前に引きずって、ちょうどよいポジションを探った。
ベッドを背後に、母を後ろから羽交い締めに抱く。
そして、一気に後ろへバックドロップ!

…もちろん、母を投げ飛ばすだけの腕力はまだないので、二人してベッドの上に仰向けになっただけ。
親子ラッコの背面跳び、といった方がわかりやすいだろうか。

形はどうあれ、目的は達成!

ベッドから落ちたショックと引っ張り回された疲労で、母は放心状態だったけれど、ベッドに乗せることができたのだから許してほしい。

それにしても、去年の私なら、一人で母をベッドに乗せるなんて絶対できなかった。

アスリートじゃないけれど、「自分をほめてやりたい」気持ち。

そうそう、ジムに通ってもうひとつ成長したこと。
それは、しんどくてもやり抜く根性がついたこと。
絶対20回腹筋する、絶対10回バーベル挙げる、などなど、しんどいからといって甘えないのは当たり前のこと。
介護でも、
「ここで手を離したらお母さんを落としてしまう」
という状況では、どんなに重くても踏ん張ってきた。

「やり抜こうと思ったら、意外と私、やりきれるかも!」
という自信がついた。

もっともっと頑張って強くなるぞ。
マミヤさんみたいに、強い女性になるんだい。