オーケンの快気祝い in 大阪
日曜日はロフトプラスワンウエストにて、大槻ケンヂののほほん学校。
オーケンが声帯ポリープ除去手術後、初めて大阪に来てくれた。
ちゃんときれいな声が出てて、ファンとしてはすごく安心した。
オーケン本人も、人前で再びしゃべったり歌ったりできるということが、本当にうれしかったみたいで、オーケンみずから、
「オーケン、おめでとう!」
って、ビールで乾杯。
かわいすぎ。
乾杯シーンだけ撮影許可が出て、みんながスマホでパチリパチリ。
私は座席が後ろの方だったせいで、全然撮れず。
ズームするとピンぼけ。
もう!!!私へたくそ!!!
ゲストは筋肉少女帯の橘高さんだったのだけど、オーケンとフーミンはいろんな点で対極にいるかんじが興味深かった。
例えば、森達也監督『FAKE』の感想から、音楽の話になったとき。
音楽を理論ととらえる人と、感覚的な‘エモい’ものととらえる人がいる、というオーケンの話。
理論派からすれば、佐村河内さんは音楽を作ってないということになるかもしれないが、エモ派からすればあの指示書は立派な音楽だと言えるのではないか、と。
理論派はフーミン。
エモ派はオーケン。
理論派、様式美、メタル。
エモ派、脱常識、パンク。
それで同じバンドをやってるんだから、筋肉少女帯は面白いに決まってる。
そんな話を聞いていたら、スマホがぶるぶる。
休憩時間に確認したら、森達也ファンでシネフィルの友人からメールが届いていた。
『FAKE』という件名で、「いちばん恐ろしいのは森達也だった!」という、たった1行だけ。
うわ、なんかシンクロ。
しかもさらにあとで『FAKE』の神戸での上映を検索したら、ちょうどのほ学と同じ日に神戸アートビレッジセンターで、森達也監督のトークイベントがあった模様。
んあ~。
ちなみに、個人的に目からウロコだったのは、オーケンの森達也監督についての、
「(頭脳警察の)PANTAさんそっくりの監督」
という説明。
確かに似てるぅ!!
イベントレポートではないのでここには書ききれないけれど、映画の話以外にも、フェイクな念写実験、観客参加のテレパシー実験、レインボーマンの話と死ね死ね団の歌、女子力高めのカフェの話、10年経って届いたファンからの手紙の話などなど、盛りだくさんの会だった。
そのうえ、弾き語りで4曲も歌ってくれた。