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3歩前のことを忘れる女のサブカルと介護の記録

神戸に住むアラフォーOL、波野なみ松の、仕事と趣味と母の介護を両立させる日々の記録。

冴えてるぜ!今夜のオイラは神戸の『香港的士』

クレイジーケンバンド

コミックソングが大好きだ。
なので、先月BSプレミアムでやっていた『これがホントのニッポン芸能史』という番組がコミックソングを特集したときは、うれしくて録画を保存版にした。

クレイジーキャッツドリフターズあたりは誰もが思い付くところ。
そんな当たり前のバンドだけじゃなくて、大瀧詠一の音頭をちゃんと取り上げているあたり、これは信頼できる、と思ってしまった。
さすが萩原健太が出演しているだけある!

そして、米米CLUB、たま、電気グルーヴゴールデンボンバーなんてあたりも紹介されていて、サブカル(私が思うところの。)とコミックソングの親和性はすごく高いんだなぁと改めて感じる番組でもあった。

その中で、一番勉強になったのは小林旭についてだ。
番組内で、小林旭は「コミックソングの帝王」として紹介されていた。

うかつにも、私は小林旭について無知だった。
全くと言ってよいほど知らなかった。
帝王をチェックしてなかったなんて、なんとうかつだったことか!

番組内で紹介されていたアキラの曲に、渡り鳥シリーズがある。
『ギターを持った渡り鳥』などの映画シリーズと連動した主題歌たちだ。
渡り鳥は山へ行ったり海へ行ったりするわけだけど、最後はとうとう宇宙旅行へ行っちゃった、と番組内では『宇宙旅行の渡り鳥』がオチ的に紹介された。
サビの歌詞に、
「ツートトツートト、トツートツートトツートト」
という部分があり、スキャットのように聞こえるそれは、まさかのモールス信号!
さすが宇宙までぶっ飛んでいる曲だ。

ここで、そうか!と自分の中でヒットした。

宇宙旅行の渡り鳥』は、クレイジーケンバンドがカバーしていて、私にはすごくなじみがある曲なのである。
知らず知らず、小林旭の遺伝子が入っているのだなぁ、と帝王の偉大さに敬服。

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そのクレイジーケンバンドのコンサートが土曜日にあった。
神戸国際会館のこくさいホール。
神戸のCKBファンにとって、ここでのコンサートは秋の風物詩になっている。

今年のツアータイトルは『香港的士2016』(「的士」はタクシーと読む)。
うれしいことに、ここ神戸でツアーファイナル。
そのためか、あんな大きなホールが満員、しかも立ち見もいた。

客入れSEの『ドラゴン怒りの鉄拳』の主題歌『Fist of Fury』が終わった瞬間、完全に沸騰した会場。
私は後ろのほうの座席だったんだけど、前から後ろまで、いい大人たちが大盛り上がりではしゃぎまわる様は圧巻。
曲は、夏に出た『香港的士』というニューアルバムが中心。
ライブハウスでのライブと違って、ホールではゴージャスなエンターテイメントショー。
終了後はセトリの貼り出し。なんというサービス精神!素晴らしイーネ!

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私はこのアルバムに入っている『欧陽菲菲』という曲が大好きで、歌ってくれたときはテンションが上がりまくりだった。
欧陽菲菲』は横山剣さんがグループ魂に提供した曲。
だからもともとはグループ魂の曲になるなんだけど、やっぱり作詞作曲した剣さんが歌うほうが本家本元。

いやぁ、同じ曲でも全然違う。
どれくらい違うかというと、グループ魂だと『オレたちひょうきん族』で山田邦子がモノマネしているフィーフィーが浮かんでくるのに対し、CKBでは台北の圓山大飯店で優雅に寛ぐ欧陽菲菲が出現する。
グループ魂には悪いけど、CKBのほうが正調『欧陽菲菲』なんだよね。

グループ魂はやっぱりコミックバンド。
クレイジーケンバンドは、決してコミックバンドじゃない。
でも、酸いも甘いも知り尽くす大人だからこそ、コミックソングが活きてくる。
かっこよさと面白さが同居できるのだ。
大人の包容力がコミックソングを歌い上げると、こんなにもハンサムになる。
イイネ!イイネ!イーーーーーーネ!