3歩前のことを忘れる女のサブカルと介護の記録

神戸に住むアラフォーOL、波野なみ松の、仕事と趣味と母の介護を両立させる日々の記録。

スマ洗はジジイのブリーフでもアリエールのか?

土曜日の午前2時。
浴室から物音が聞こえて目が覚めた。

布団の中で丸くなりながら、私の頭によぎったのは、知人から聞いた泥棒の話。
侵入口は浴室の窓だったらしい。
格子がはまっているから油断して、換気のために窓を開けたままにして寝ていたのだそうだ。
泥棒はそこに付け入り、工具で格子を外して楽々入ってきた、というわけだ。

うちにはまさか、と思うものの、じゃあこんな時間に誰が浴室に?!と気になり、寒さをこらえて出ていった。
まあ、誰といったって、泥棒じゃなかったら、可能性は一人しかいない。
やはり父だった。

「こんな時間に何!?」
と尋ねると、
「プー言うたら実ぃが出た」
と言う。
標準語に翻訳すると、「おならをしたらうんこが出た」。
汚れたパンツとズボンと自分のお尻を洗いに起きてきたというわけだ。
「ちゃんと洗っといてよ」
「するする、自分でする」

泥棒じゃなくて一安心、と私は再び眠りについたわけだが、翌朝浴室を覗いてみると、汚れ物はそのまま置いてあった。
洗うつもり。
でも置いただけ。
まったく、何がするするだ!
結局私が片付けるんじゃないか。
パンツはビニール袋に包んでゴミ箱に捨てたが、ズボンはさすがに洗わなければならない。
‘できない’母には腹は立たないけれど、‘頑張ればできるのにサボる’父にはどうもムカつく。

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最近、気になっているCMがある。
ジェルボール洗剤のアリエールのCMだ。

ariel.jp

まとめてスマートに洗う、を略してスマ洗。
P&Gによれば「分け洗いはもう古い」そうだ。

実は、このCMが始まる前から、私はジェルボール洗剤を使っていた。
汚れ物が多く、部屋干しをすることも多いので、できるだけ抗菌・防臭効果の高い洗剤を求めているからだ。
使ってみると、計量しなくてもいいのが思った以上にラクだった。
それに、私が不器用で、洗剤投入口に入れるのがあんまり上手じゃないせいもあるかもしれない。
そんなこんなで、ポンと放り込むだけのジェルボールは気に入って使い続けている。

ただ、「スマ洗」ができるか?と言われると、そこまでの勇気が持てない。

母の食べこぼし、これはまとめ洗いよし。
父が何日も着続けたネルシャツ(言わないと着替えない)、これもまとめ洗いよし。
でも、父のパンツは?

父は平気で何でも洗濯機に入れる。
さすがにうんこをもらしたパンツは入れなかったものの、それは私の指導のタマモノであって、数年前ならそのまま洗濯機へGOしていたかもしれない。
今でも、床を拭いた雑巾や、オシッコをもらしたパンツは平気で入れるからだ。
だから、洗濯機を回す前は、入っているものをチェックしなければならない。

父は、
「洗濯機で洗濯したらキレイになるはずや」
と思っている。
世の中の主婦たちが分け洗いという面倒くさいことをやっていると知ったらビックリするだろう。

私は細かく分けないけれど、父の下着類だけは分けている。
量が少なければ、父のもの全部と、私と母のものに分類する。
日を分けることもある。

スマ洗を信じるなら、父のパンツもまとめ洗いしてかまわないのかもしれない。
大きくもらしたものは、予洗いするわけだから。

アリエール担当の人に尋ねてみたい。
「赤ちゃんの食べこぼし、子供の泥だらけの服はわかった。では、うんこのシミがついたジジイのブリーフも、あなたはスマ洗で洗えますか?」と。

「大丈夫です!私は一緒に洗ってます!」
と言われたら、勇気を出してみようか。
…いや、無理かな。

キレイになるかどうかは問題じゃないかもしれない。
スマ洗は気の持ちようだ。
オシッコをもらしたパンツと、顔を拭くタオルを一緒の水に浸す。
やっぱりその勇気は出ない。

そういえば、母の施設の連絡日誌を読むと、母もときどきズボンを汚している。
「すみません、大変ですよね」
とケアマネさんに言うと、
「施設では専用の洗い場がありますから、全然大丈夫ですよ。ご自宅のほうが大変だと思います」
と言われた。
本当に施設の洗濯がスタッフさんにとってラクならいいのだけど。
そして、そのズボンが予洗いなしで他の洗濯物とスマ洗されていませんように。