3歩前のことを忘れる女のサブカルと介護の記録

神戸に住む40代波野なみ松の、育児と趣味と要介護両親の対応に追われる日々の記録。

父のパンツ問題

昨日、母の病院受診からの帰りの車内にて。

娘「お父さん、洗濯機の中に入れてたパンツ、漏らしてたでしょ」
父「漏らしとったかなぁ?」
娘「お尻の方まで黄色い染みになってたけど?」
父「アリナミン飲んだからや。あれ飲むと、ションベンが黄色くなるから」
娘「色の濃さの話と違うねん。前から言うとうけど、漏らしたパンツはそのまま洗濯機に入れんとってほしいねん。何回言うたらわかるんかなぁ?」
父「さあ、覚えがないな」
娘「嘘つけ!」


娘「ていうか、お風呂入るときにパンツ履き替えてるんやろうけど、漏らしたままお風呂に入るまでずっと同じパンツ履いてたわけ?」
父「漏らした言うても、ちょびっとやからな」
娘「ちょびっとやったとしても、普通、漏らした時点で履き替えなあかんの違うの?」
父「大丈夫や。すぐ乾くもん」


娘「乾く乾かないの問題と違うで。ほんなら乾いたら汚れてても洗わなくてええ、いうこと?」
父「ええんちゃうかなぁ?」
娘「あかん!そんなんやから、どのパンツも真っ黄色なんや!」
父「それはアリナミン飲んだからや」
娘「違う!漏らして洗わへんからです!!」


娘「私、お父さんのパンツとズボン下だけ、毎回漂白剤に付け置きしてから洗ってんねんで。あんまり酷いのは、洗わないで勝手に捨ててるからね!」
父「最近な、なんかお父さんのパンツの数が少ないんやけど」
娘「ゴメンゴメン、捨てすぎたかもね。新しいの買うてあげるわ。やっぱり尿漏れ対応パンツのほうがええよね?」

父「高いやろ?」
娘「値段には代えられへんやん。実際どうなん? 普通のパンツと尿漏れパンツと、どっちがいいの?」
父「どっちもおんなじや」
娘「同じじゃないでしょ。薄いパンツやったらさぁ、漏らしたときにズボンまで染みてしまうんじゃない? ズボンまで濡れてたら、外出先で漏らしたのがバレてしまうやん?」
父「そうなんや。こんなふうにな」

と、父の股間を見ると、ズボンが濡れて染みができていた。
おいいっっ!!!
今も漏らしとったんかいぃっっ!!!!

「家に帰ったらすぐにパンツもズボンも履き替えなさい!洗濯したげるから!」
と私は言い、実際帰宅してから、面倒がる父を急かした。
あれだけ言っても、
「もう乾いたし、ええで」
と言うので、
「今すぐ着替えなさい!!」
と仁王立ちで監視する。

あいにくの雨の週末。
乾かなくても洗わざるをえない。

「ついでなんやから、靴下も洗おか」
と言うと、
「靴下はええわ」
とまた言う。
「昨日の洗濯物の中に靴下がなかったやんか。履き替えなあかんの違うの?」
「洗わへんでええ。まだ3日しか履いてないのに
「3日も履くな!!! 普通はみんな毎日履き替えるものです!!!」
「へぇぇ、毎日?!呆れてまうわ」
「こっちのセリフじゃ!!!」

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ああ、神様。
いつからうちの父はこんな不潔な人間になってしまったのでしょうか。

ときどき他人様は、
「あなたがしてしまうから、お父さんが家事をしなくなるんだよ。ほっておけば、自分でするようになるよ」
と言います。

でも、ほっておいた結果、家事はせず、不潔が増すのです。
年々、不潔が常態化して、加速していきます。

歳を取ったら、私もそうなるのでしょうか。
高齢社会になったら、日本人の半数は不潔になるのでしょうか。
怖いです。