3歩前のことを忘れる女のサブカルと介護の記録

神戸に住む40代波野なみ松の、育児と趣味と要介護両親の対応に追われる日々の記録。

何でも舐める期。

薬を朝夕ちゃんと塗ったら、3日ほどでサトイモの湿疹は消えた。
「長くかかるかもしれませんよ」
と医者に脅されて、多めにもらったステロイドの薬はほとんど余したままお蔵入り。

今回のことが良い教訓になって、朝夕2回、サトイモの保湿を頑張っている。
おかげで今までで最もすべすべもちもち肌になった。
ほっぺたをツンツンするだけでもうっとりするほどの手触り。
よく「赤ちゃん肌」というけれど、実際の赤ちゃん肌を毎日触っていると、「想像以上!」だと思う。
大人なら、どんなに高級エステに行ったとしても絶対にこうはならないだろう。
子供ができていろんな発見があるけれど、本物の赤ちゃん肌に触れられたのはそのひとつ。

 

狙われるスリッパ

家の中でいろんなところを這われたら困るので、私が家事をするときなどはたいていベビーサークルに閉じ込めている。
入れてしばらくは一人で遊んでくれるけれど、ちょっとの間しかもたない。


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かといって、自由にさせておいたらとんでもないものを舐めまわすのでヒヤヒヤする。
オモチャやぬいぐるみを舐めるのは当たり前。それよりも、テーブルやイスの脚、私の服やカバン、ゴミ箱、洗濯カゴ、プレイマット、お風呂場のシャワーホース、といったものが好物だ。
一番狙ってくるのは私のスリッパで、油断するとすぐに舐めにかかってくる。

「なんでそんなにスリッパが好きなのかねぇ?」
と私が困っていると、
「そら、『ママの足についているパタパタ音がするあれ、何かなぁ? 僕もいっぺん舐めてみたいなぁ』ってなもんやろう」
と夫。
夫は早々にスリッパをはくのをやめてしまった。
私もはかなければいいのだけれど、これから寒くなるのにそうもいかない。

 

オモチャは口で確認

今日は久しぶりに子育て広場に行った。
ズリバイができるようになって初めてになる。
サトイモが這うと、まるでナメクジのように通ったところがよだれで濡れていく。
ここでも、サトイモは手当たり次第にオモチャを舐めまくった。
自分のオモチャはひと通り全部舐めたから、よその珍しいオモチャは絶好のよだれの餌食だ。

濡れたオモチャや床は持ってきた除菌ティッシュで拭いたけれど、布製のオモチャだと拭ききれない。おままごと用のフエルトのピーマンが、しぼったら水滴が落ちるんじゃないかというほど濡れてしまった。
保育士さんに相談すると、
「こちらのオモチャのことだったら気にされなくて大丈夫ですよ」
と言ってもらえた。
ついでに、
「ナメナメするのはどれくらいやめさせるべきでしょうか?」
と相談すると、
「お母さんが気にされるかどうかですけど、家の中のもの程度だったら皆さんそのまま見守っておくかんじですね。赤ちゃんは口で確認しているところですから」
と言われて、ちょっと安心した。

「汚いものを舐めないで!病気になっちゃう!」
と思う反面、
「いちいち止めてたらこっちの身がもたないよ…」
とウンザリしていたからだ。

これからウイルスが蔓延する冬になって、きっとサトイモも何らかの病気にはかかるだろう。
そのとき、
「あんなものを舐めたから…」
なんて思うかもしれない。
でも、それで普通、なんだよね…。
あんまり神経質になっていたらやってられない。

家に帰ってから、絵本の読み聞かせをしたけれど、これもサトイモは絵本を舐めたがってしょうがない。
よだれで濡れた手につかまらないよう、絵本を離しながら読む。
舐めようと這ってくるサトイモ。逃げる私。
読み聞かせをしているんだか、鬼ごっこをしているのかわからない。

あとから振り返ったら、そんな時期もあったね、と思うんだろうけれど、しばらくはナメナメとよだれとの格闘が続きそうだ。