3歩前のことを忘れる女のサブカルと介護の記録

神戸に住む40代波野なみ松の、育児と趣味と要介護両親の対応に追われる日々の記録。

一升餅、背負ったぞ。

今日はサトイモの満1歳のお祝いとして、一升餅を背負わせた。

近所の餅屋に注文した一升餅はこんなかんじ。

ちなみに3,600円也。
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大きさがわかるものを隣に置きたかったのだけど、手近にあるのがリンゴだけだった。

リンゴだも大きさがまちまちだから、餅の大きさが伝わるかなぁ?

これをどうやって背負わせるのか、わたしはずっと悩んでいた。

周りの先輩ママたちに尋ねると、たいていの人がリュックに入れたと言う。

ところが、夫に相談すると、

「リュックなんかおかしいわ。紐でくくればええやんか」

と言う。

「紐でなんかくくれるかなぁ??」

「じゃあ、リュックがない時代はどうしとったんよ?」

そう言われるとそれもそうだ。

結局、そこに着眼して調べると、伝統的には風呂敷に入れて背負わせていたことがわかり、一件落着。


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背負って歩く、という行事だけれど、サトイモはまだ歩けないので、私が後ろから支えて歩かせた。

「ハイハイでもいいから、自分で動いてごらん」

と夫と私、お姑さんの3人で応援しながら見守った。

しかし、餅の重さで座ったまま身体が金縛り状態。

無理に四つん這い姿勢をとらせると、バランスを崩してひっくり返ってしまった。

想定どおりの、大泣きによる終了。

先輩ママで、一升餅行事はやらなかったという人は、

「母親がね、あんな重いものを赤ちゃんに背負わせるなんて虐待や、可哀想なことせんといて、って反対したのよ」

と言っていた。

虐待とまでは思わないけど、やってみると確かに可哀想だった。

重くて困ってる子供の様子を見て楽しむ、というのは、若干イジメを楽しむ感じがあり、後味が悪かった。

それでも、こんな重いものを背負えるようになっただけでもスゴい成長だから、それだけでもうれしい。

これでほんとに、一生食べるのに困らないなら人生お気楽。

サトイモの一生が、お金のことを気にせず、やりたいことをやって生きられますように。