3歩前のことを忘れる女のサブカルと介護の記録

神戸に住む40代波野なみ松の、育児と趣味と要介護両親の対応に追われる日々の記録。

さよなら2019

私が毎週楽しみにしているラジオ番組「東京ポッド許可局」で、今月も「今年が一番早かった」「年々早くなってる」という話をしていた。

みんな「一年あっという間だった」と言う。

うちの夫なんて、「こないだ忘年会したのに!」と言っていた。

みんなそう。

 

なのに、日本人の大多数と違い、私だけは「今年は遅かった」。

 

許可局で「9月になったら大晦日」とプチ鹿島が注意喚起してたから、気をつけて生活していた、…というわけじゃあない。

毎日はあっという間に過ぎる。

自分の時間がほとんど持てないくらい、やるべきことをこなしたら一日が終わっている。

早い早い。

 

けれど、いろんなことがたくさん起こりすぎて、昨日の出来事がずいぶん昔のことに感じる。

「あれ、今日まだ火曜日だった。今週に入ってから2日しか経ってないのか…」

そんなふうに感じるのである。

年賀状を作るためにスマホのアルバムアプリで画像を振り返っていたら、今年の春先までサトイモが赤ちゃんだったことに驚く。

サトイモが歩き始めたのが6月。

まだ半年しか経ってないけれど、感覚としてはずいぶん前から走り回っているような気がする。

奴がハイハイしていたことをもう忘れている。

それに、去年の今頃なんて、まだバリバリに授乳していた。

今となっては、自分から母乳が出ていたなんて信じられない。

哺乳瓶を使っていたのも、ずいぶん昔のような気がする。

 

「今年は遅かった」だなんて、大人にはありえない。

なんで私はこんな奇妙な時間感覚なんだろう。

 

考えるに、私はサトイモ目線で時間を過ごしているんだろうなぁと思う。

 

ほかのママに「今年は遅かった」と言ったら、

「早かったよぉ!」

と驚かれた。私だけがおかしいのかもしれない。

「でも、すごく濃い一年だった」

そうそう、そのとおり。変化がめまぐるしくて、本当に濃い一年だった。

 

最近特に、サトイモに感謝する気持ちが大きくなっている。

44歳にもなって、「一年が長かった」なんて思えるのは、サトイモが生まれてきてくれたから。

いろんなことで、自分の変化や発見を感じた一年だった。

 

今年ももうすぐ終わり。

ブログを書く時間がどんどん取れなくなってきているので、きっとこれが今年のラスト。

皆様よいお年を。