神戸市立博物館『俺たちの国芳 わたしの国貞』展
日曜日に出かけたため、いつも月曜日の朝に来てもらう訪問リハビリは火曜日に振り替えてもらった。
それで、昨日の火曜日は夏期休暇を申請。(うちの職場は6月から9月までの好きな日に夏休みが取れるのだ。)
午前中の母の訪問リハビリが終わり、母を施設に預けたあとは、私の自由な時間となった。
せっかくの休みだから、『俺たちの国芳、わたしの国貞』展を見に、神戸市立博物館へ。
浮世絵の絵師の中でも、歌川国芳は一番好きな絵師。
浮世絵そのものがキッチュでポップなものだけど、国芳はその中でも最もロック。
以前見に行った国芳展で、『壁のむだ書』を見たとき、めちゃくちゃ衝撃を受けた。
天保の改革で浮世絵が出版禁止になった時代、役者の似顔絵を描いて、ただの壁の落書きですよ、浮世絵じゃありませんよ、と言って発表したものらしい。
かっこいい!!
なんてふざけた反骨精神!!
…と、思っていたら、今回、中村七之助の音声ガイドによると、これが発表されたのは、出版解禁になったあとだとか。
な~んだ。
そこまで反骨の人じゃなかったのか。
でも、考えようによっては、解禁されたのに落書きとして発表するのも、
「だってこないだまで禁止してたじゃん、役者絵なんか発表してホントにいいんですか?」
という嫌味が聞こえてくるゆで、大変好ましい。
今回のもう一人の主役である国貞。
これまではさほど国貞には興味を持っていなかったのだけど、「わたしの国貞」というタイトルどおり、女子好み。
少女漫画のように繊細。
ポーズの取り方にしても、着物のデザインにしても、うっとりしてしまった。
この展覧会は、日本のミュージアムには珍しく写真撮影可。
自分だけの注目点を撮れるのも楽しかった。
なんか、漫☆画太郎風のおばあさんもいるし!
んでもって、ロックな人は猫好きなんだよね。
猫と足でじゃれあう美人。
なんかセクシー。
猫を二足歩行させようとしてるの、わかるかなぁ。