3歩前のことを忘れる女のサブカルと介護の記録

神戸に住む40代波野なみ松の、育児と趣味と要介護両親の対応に追われる日々の記録。

父の食事に困る。

去年の年末から、セブンイレブンの宅配サービス、セブンミールを利用している。
面倒臭がって食事を摂らない父のために、1日1回、お弁当を届けてもらっているのだ。

注文は1か月分くらいまとめて、私がネットで手続きしている。
メニューは私の独断だ。
もちろん、おかずの中身(野菜が摂れるかどうか)や、飽きないようなバランスを考えてやっている。

何が届くか献立表みたいなものがあったほうがいいかと父に尋ねてみたが、届いたときに「今日は何かな?」と開ける楽しみがあるから、そんなものはいらない、ということだった。

それなりに満足していたセブンミールだったが、先月中旬ごろ、電話がかかってきた。

配達店舗が改装するため、9月いっぱいは閉店するという。
「その間、注文をお受けできなくなるか、他店舗で代わりの配達ができるか、わかり次第ご連絡させていただきます」
という。
連絡先として私の携帯番号を伝えていたが、一向に電話はかかってこなかった。

やはりな。
セブンイレブンの連絡不行き届きは経験済みだ。

期待していなかったので、どうせ連絡なんてないだろうと覚悟はしていた。
父もセブンイレブンのお弁当に少し飽きていたようだったので、9月いっぱいは宅配をやめることにした。


先週が、お弁当がなくなって1週目。
「お弁当が来なくなるから、自分で買うなり、食べに行くなりするんだよ。冷凍庫の冷凍食品も、好きに食べたらいいんだから。いいね?」
と父に言い聞かせていたけれど、言うことが聞ける79歳児ではない。

結局、先週何を食べていたか聞くと、毎日がインスタントの袋麺だったようだ。
それも、地元播州のチャンポンめん。

同じインスタントラーメンでも、私が買ったマルちゃん正麺やラ王には目もくれない。
老人にはなじみの味が一番なんだな。

たまにインスタントラーメンもいいけれど、これから9月中ずっと、毎日がチャンポンめんでは困る。
冷蔵庫や冷凍庫には、それなりにおかずを買い置きしているのに、それも目に入らないらしい。

そこで、私が考えた回避策がこれ。

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書いた紙をテーブルに置いておけば、食べないといけないことくらいわかるだろう。

プライドのある自立した人なら、
「子供じゃあるまいし、こんなこと書かれなくてもわかるわい!」
と言いそうなものだが、うちの父は素直なので、
「ありがとう、このとおり食べる!」
と調子が良かった。

たぶん返事だけだろうな。
半分程度、このとおり食べられたら上出来だろう。