3歩前のことを忘れる女のサブカルと介護の記録

神戸に住む40代波野なみ松の、育児と趣味と要介護両親の対応に追われる日々の記録。

クラッシュ?!電動リフト

送迎の介護スタッフさんから電話があったのは、先月の半ばだったか。

「スロープを置く台の位置に、電動リフトをぶつけてしまったんです」

リフトは誰も乗っていなかったのでケガ人はなし。
側面が凹んでいる状態だが、動作に問題はないと言う。

「誰もケガがなかったのが不幸中の幸いでしたねぇ」

とは言ったものの、私は正直、「とうとうやっちゃたか」と思った。
台とリフトの位置関係について、介護スタッフさんたちの置き方が危なっかしいことは気がついていたからだ。

リフトと台とスロープの位置関係については、下記のブログのとおり。

台はビニールテープで印をつけているところに置いてください、というのが私の指示だけれど、何人かのスタッフさんが入れ替わりでやってくる中、なかなか覚えてもらえない&引き継ぎが上手くいかない。

私がいるときは、
「台は線より向こうに置いてくださいね」
と言えるのだけど、金曜日の夜は私の帰宅が間に合わないので、スタッフさん任せになってしまう。

リフトの見た目が凹んでいるだけなら別にかまわないと思い、放っていたけれど、数日後、ケアマネさんから連絡があった。

「上の者に報告しましたら、安全上のことですし、設置業者さんにお願いして点検してもらえということです。そのうえで修理が必要ならこちらで検討させていただきます」

そうしてくれるなら、そのほうが安心だし、妥当な対応かと思う。

点検は私がいない平日に来るということだったので、父に託した。
父はぶつけた介護スタッフさん本人とケアマネさんとから何度も謝罪を受けたらしくて、その話をするとウンザリ気味だった。

「ちょっと凹んだくらいで、何をそんなにごちゃごちゃ言う必要があるんや。どないもないやろ! かまへんやないか! ほっといてくれ!」

こちらは被害者側なのになぜキレる?!
修理してくれるって言ってるんだから、ありがたく思っておけばいいのに、わけがわからない。

先週の土曜日、再度修理について福祉用具の業者さんに確認したが、まだ業者さんからは見積もりが上がってこないらしかった。
点検に来てからもうずいぶん経つ。
安全性に問題がないなら修理してもしなくてもよいのだが、点検結果がどうなのか、その返事もない。
あんまり仕事が遅いのは気が悪い。
クマリフトめ、なめんなよ。

再発防止のためには

いくら、介護スタッフさんに注意したところで、このままだとまた台を置く位置を間違えてしまうだろう。

再発を防止するにはどうしたらいい?
どこかに貼り紙でもする?

何かいい解決策はないものかと考えていたら、ぶつけた介護スタッフさんと話す機会があった。

「ビニールテープではわかりにくいですかねぇ?」
と尋ねると、
「金曜日の夜は18時ごろのお送りなんですけど、もうだいぶ暗くなってるんです。懐中電灯で照らしながら確認するんですけど、印が見えにくくて…」

なるほど、そういうことだったのか。
黒いビニールテープだから、余計に見えなかったんだな。

さっそく、ダイソーで自転車などに貼る反射テープと蓄光テープを買ってきて、貼ってみた。

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これなら、ビニールテープより改善された気がする。

介護スタッフさん任せにしていると、言ってもらわないとわからないことがけっこうある。
何事も、話をしないとわからないものだ。

私は遠慮せずにどんどん意見を言ってほしいけれど、言われてもどうしようもないことだったら、ムッとなることもあるかもしれない。
そのあたりの兼ね合いは、なかなか難しい。