先週から今週までのこと
妊娠発覚前から予定はびっしり入れた状態だったので、遊びの予定に加えてやるべきことや考えないといけないことがどんどん増えてしまった。
なので、覚え書きも含めて先週からの昨日までの出来事総まとめ。
ブレードランナー2049
11月21日火曜日はミント神戸で映画『ブレードランナー2049』を見た。
前作の『ブレードランナー』が好きなので期待して観に行ったんだけど、今作の荒廃した世界観は前作ほどのワクワク感がなく、途中で寝てしまう始末。
レプレカントが子供を産んだという奇跡が事件の発端となっていて、妊婦としては複雑な気分で見た。
主人公のレプレカントが、
「自分は人工物ではなく、女性の身体から産まれてきたと思いたかったんでしょ」
と言われるやりとりがあるのだけど、確かに、人が人を産むというのはそれだけで奇跡に思える。
でも、母体のレプレカントは出産時に亡くなっていて、そういえば出産って死ぬほど危険なんだよね、と改めて思い知らされたり。
レプレカントじゃないけど、私も死なないように気を付けねば。
2度目の産婦人科受診
11月24日金曜日は2度目の産婦人科受診だった。
驚きだったのは、USBメモリをプレゼントしてもらったこと。
この中に赤ちゃんのエコー動画を毎回録画してくれるらしい。
すごい時代になったものだ。
筋肉少女帯のライブ
11月25日土曜日は、筋肉少女帯の「一本指立ててFuture!と叫べ!ツアー」の大阪BIGCATの日だった。
ニューアルバム『Future!』は楽曲も素晴らしいし、オーケンのビジュアル(衣装やヘアメイク)が卒倒するほどカッコいいので、本来ならできるだけ前に行って見たいところ。
けれど、もうこの頃はうつ伏せになれないほどお腹が出てきていて、いつものように前の方でもみくちゃになってしまったら赤ん坊が潰されてしまう。
渋々、空間に余裕がある少し後ろのほうで見た。
そのおかげさまで、普段のライブより疲れることなく、『訳あり物件』や『釈迦』での折り畳みも余裕でできた。
胎児はもう耳が聞こえているという。
私の子供だもの、きっと筋少の音楽にうっとりしてくれただろう。
このライブが近年での参戦の最後になるかもしれない。
そのラストライブで『新興宗教オレ教』が聴けたことは何よりうれしかった。(ヴォーカルが半拍ズレてもズレてなくても。)
オーケンを生で見られるのはあと何年先になるんだろう…。
のたり、のたり、
11月26日日曜日は、心斎橋ウイングフィールドで遊劇体の公演『のたり、のたり、』を見た。
戯曲は亡くなった劇作家の深津篤史さんの作品。
そういえば、この作品は大学生のときに見たなぁ、と思い出した。
当たり前だけど深津さんは元気だった…。(その頃はよく知らない人だったけど。)
二人の友達と先輩が出演していて、いずれも大学のときの劇団仲間である。
終演後会いに行けばさながらプチ同窓会。
劇場を出てから、落としていたスマホの電源を入れると、母の施設から留守電が入っている。
朝から2回嘔吐したらしい。
吐瀉物は茶色をしているので、施設の看護師が、
「もしかしたら吐血かも?!」
と心配している。
3年ほど前、逆流性食道炎がひどかったときの母は頻繁に嘔吐していて、そのときも吐瀉物はいつも茶色かった。
慣れっこになった私としては血ではなく薬の色じゃないかと思うけれど(コムタンという薬が茶色いのだ)、とりあえずデイサービスからは早めに帰宅させるという話になり、慌てて大阪から実家へ。
帰宅しても母はしんどそうにしていたけれど、飲み食いしても吐くことはなかったのでホッとする。
バタバタの病院受診
翌月曜日の午前中は、いつもの訪問リハビリを受けたあと、施設で保管してくれていた昨日の吐瀉物が入った袋を持って外科を受診した。
なぜかわからないけど、逆流性食道炎の担当は外科なのだ。
逆流性食道炎の診断が下ってからずっとネキシウムという薬を飲んでいるけれど、よく効く薬で、飲めばパッタリと嘔吐しなくなった。
なのに、昨日の嘔吐。
ネキシウムが効かなくなった?
そこが私も気がかりだった。
昨日吐きました、というだけでは、医者にしたって何の手掛かりもない。
「貧血になっていないか調べますので採血します」
と言って血を採られる。
いつもながら、手の甲からの無理やり絞り取るような採血。
逆に採血で貧血になるんじゃないか。
病院を出たら、午後の会社に間に合うよう超特急で出勤。
昼ごはんを食べる時間が取れない。
これまでは昼を抜いたとしても、「ダイエットの良い機会」とくらいに思ってきたが、妊婦になるとこんなことでも栄養不足が気になってしまう。
初めてのドラゴンゲート
11月28日火曜日は、神戸サンボーホールにドラゴンゲートのプロレスを見に行った。
プロレス大好き芸人のアメトークを見た彼氏が、
「今度見に行こうよ」
と初めてプロレスに興味を持ってくれたのと同じ日、ちょうど私がネットカフェに置いてあったドラゴンゲートの優待券をもらったのだった。
一緒に行く予定だったけれど、彼氏の仕事が忙しくなり、結局私一人で行くことに。
妊娠発覚後、一応私の身体を気遣ってくれている彼氏は、
「一人で行くの?! やめとき!場外乱闘に巻き込まれたらどうするん?!」
と心配したけれど、
「当日優待券なのに、そんなリング近くの席なわけないやん」
と一笑。
実際、最も後ろの席だったけれど、おかげで選手の入場ゲートに一番近く、間近でレスラーを見ることができた。
ドラゴンゲートのジムは西元町にあり、うちのすぐ近所。
「いつか観に行こう、観に行かなきゃ」といいながらも、これまで一度も観ていなかった。
赤ん坊が産まれたら、元町を離れるかもしれない。
その前に、このタイミングで行けて良かった。
もうこれで元町暮らしに悔いはなし。
発熱で再び病院へ
11月29日水曜日、午前中に施設から電話が入る。
母が熱を出したらしい。
昨日の朝が37度6分、午後には下がって、また夜に37度、今朝は38度だそうだ。
2009年から母の介護をしているけれど、発熱は初めて。
また会社を休むのかぁ…、とウンザリだけれど、午後から休みを取って、再び実家近くの病院へ。
「嘔吐したあとの発熱ということですので、吐瀉物の細菌が肺に入っている可能性がありますから、レントゲンを撮りましょう」
ということになった。
レントゲンの結果に異常は見られなかったけれど、先日の血液検査の結果で白血球の値が高くなっていることから、抗生物質の点滴をすることに。
そして現在。
まさに点的なう。