3歩前のことを忘れる女のサブカルと介護の記録

神戸に住む40代波野なみ松の、趣味と母の介護と育児に追われる日々の記録。

理屈の通用しない奴が勝つ

先輩ママから「お古」としてもらったものの中に、『赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド』という本がある。 

赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド

赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド

 

 
もらったときは「ふぅん」という程度だったけれど、いざ赤ん坊の世話に携わってみると、「赤ん坊にいかに眠ってもらうか」「自分がどれだけ眠れるか」が子育ての一大事だということが身に染みてわかり、こういう育児書の存在はとても頼もしかった。

一番助かったのは、「寝言泣き」の存在を知ったこと。
サトイモもときどき寝ている最中に声を上げるけれど、すぐにまた寝てしまうことがある。
知らなかったら心配しただろうけど、本を読んでからは、
「ああ、これは寝言泣きなんだな~」
と安心して無視できるようになった。

本を読んでからは、できるだけ早寝早起きの生活のリズムを整えることを目指している。
これまでは、行き当たりばったり、泣いたら起きて眠たくなったら寝て、だったけれど、そろそろ日々の習慣づけが必要だ。
それで、本で紹介されているとおり、サトイモの消灯・就寝時間は午後7時と決めた。

夫からも、「ここにも寝かしつけのことが書かれてたよ」と下記のサイトが送られてきた。

 

ここに書かれていることも大筋においては『安眠ガイド』と同じ。
あとは、ちゃんと実践できるかどうかだ。


どちらが根負けするか

 

理屈はわかっても、やってみるとなかなか上手くいかない。
午後7時になってベッドに連れて行かれると察知したとたんに大泣きが始まる。
本には、寝かしつけ方法を変えると赤ちゃんの抵抗にあうと書かれていたので、それなりの覚悟をしていたものの、実際体験してみるとなかなかキツイ。

午後7時といえば、食事の用意をしていたり、準備が終わって食べようとしている時間帯。
そうでなくても、洗濯物の片づけもしたいし、お風呂の準備もしたい。
眠ってくれたらどんなにか楽なんだけれど。

『安眠ガイド』には、 

長時間泣いた結果、前の習慣に戻ったことを、赤ちゃんがどう思うかというと、「ぼくの希望をママにわかってもらうには、一生懸命泣き続けないといけないんだ」と学んでしまうわけです。

と書かれていたので、強硬な姿勢で、
「どんなに泣いても抱き上げないよ!」
と決め、ベッドに置いたままで手を握ったり胸をトントンしたりしてなだめる。
本を読んだり、歌を歌ったり、抱き上げる以外のいろんなことを試した。
日によって、有効なときがあったりなかったり。

先日は一番大きな抵抗にあって、2時間以上泣き続けた。
そうこうしているうちに授乳時間になった。
こうなると、抱っこしてほしくて泣いているのか、お腹が空いて泣いているのかわからない。
「もうおっぱいの時間だから抱っこしてあげるね…」
と、言い訳がましく抱き上げると、持ち上げた瞬間泣き止んで、電池が止まったように眠ってしまった。

やられた!

サトイモのほうがウワテだった。

毎日その闘いは続いている。

でも、ちょっと考え直そうと思っているのは、「黄昏泣き」の可能性もあるからだ。
夕方になると意味もなく泣き出す「黄昏泣き」はこの時期特有のものらしい。

いずれにしても、理屈もへったくれもない赤ん坊が勝つ。
「ただ泣く」。
その行為は有無を言わさない。
赤ん坊、最強。

 

政治家と赤ん坊は似ている

 

理屈もへったくれもないで連想したのだけれど、最近テレビを見ていて気になったのが、トンチンカンな問答に対して「国会答弁か!」と言うツッコミを2度ほど耳にした。
言い得て妙なツッコミだったけど、それがお笑いに昇華しているということは、
「国会答弁=ちぐはぐでトンチンカン」
ということが一般に定着しているということだろう。

腹が立つからあんまり見ないようにしているくらい、政治のニュースはひどいものばっかりだ。
この国会でも、参議院定数6増なんていう、「なんで?!」ということがまかり通る。
森友加計問題にしても、うやむやにするばかり。

なぜそうなのか、どうしてそうなったのか、全く理解できない。
理屈や理論が通じない。
赤ん坊と同じ。
問答無用でぐいぐいとねじ伏せてくる。
まともに相手できやしない。

野党が内閣不信任案を出したのにも、「そりゃそうしたくもなるわなぁ」と思っていたら、Twitterで友達が内閣不信任案の演説の書き起こしをファボっていた。(それが下記。)

 


2時間半以上もある演説だから、とても全部読むつもりじゃなかったけど、読み始めてみると納得したり勉強になることばかりで、
「政治家にも理路整然とした人がいるんだな(笑)」
と感心してしまった。
えだのんって、コアラに似たオジサンだというだけじゃなかった!

何より納得したのは、「金持ちほど金を使わない」からトリクルダウンが起きずに格差が広がるばかりだという話と、保育士と介護職員の賃金の底上げが景気対策になる、という話だった。(どうしてそうなるのかは、私ではうまく説明できないので演説内容を読んでください。)

介護や子育てをしていると、介護や保育が行政の支援や法律に直結しているのを肌で感じる。
このままいけばうちのサトイモ保育所に入れない。待機児童まっしぐらだ。
若いころは、政治が自分たちの生活につながっているなんて、想像すらできなかったのに。
自分がやってるからわかるけれど、このまま介護や保育の問題をほったらかしていたら、この国は本当にとんでもないことになる気がする。

2時間以上の演説なので、全部読むのにはずいぶん時間がかかった。
読み終わってから、
「あ、これ演説なんだから、動画で見れたら家事しながら聞けたのに!」
と気が付いた。
それで動画を検索したら、ネットに出ている動画は揚げ足とりで枝野氏をこき下ろすものばかりで胸が悪くなってしまった。
演説の長さをバカにしている人たちは、ちゃんと内容を理解したうえで、それでもあえてやっているんだろうか? それとも、盲目的に「自民党支持だから野党が嫌い」というだけでやっているのかしら。

最近ネット上で「肉屋を支持する豚」という言葉を知った。
なんてうまい表現なんだろう、と感心したので調べてみると、この言葉はずいぶん前からあって、自民党支持のオタクを指す言葉らしかった。
オタクに限定するにはもったいない表現だと思う。

アメリカのニュースを見ていると、トランプ支持者の中に「累進課税制度に反対する低所得者」とか「オバマケアに反対する医療保険未加入者」とかがいて、なんておバカさんなんだろうとビックリする。
彼らはまさに「肉屋を支持する豚」そのものだ。

よその国のことだととってもわかりやすい。
でも、残念ながら自分の国のことだとなかなか気づかないものだ。
こんなこと書いていたら、私もネトウヨ豚さんたちに攻撃されるかなぁ?