3歩前のことを忘れる女のサブカルと介護の記録

神戸に住む40代波野なみ松の、育児と趣味と要介護両親の対応に追われる日々の記録。

4か月で頭が四角くなった。

土曜日で、サトイモは満4か月になった。

最近では、喃語でよくおしゃべりをする。
素晴らしくネイティブな発音で、Hello、All right、Help、Apeと言っている。
チンパンジーやオランウータンが大好きな私の息子だけあって、「エイプ、エイプ!」とよくしゃべる。 
初めてしゃべった言葉は類人猿。

それから、手で物がつかめるようになった。
布団替わりのタオルだとか、枕元に置いているガーゼのハンカチとかを引っ張りまわす。
ときどきタオルを頭にかぶって、前が見えなくなって泣いている。
泣いて知らせてくれるならいいけれど、変なものをかぶって窒息しやしないか要注意だ。

体重も6キロになった。
低出生体重児であんなに小さかったのに、標準的な月齢体重に追いついた。

そして何より、変わってしまったのは、、、頭の形だ。


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あんなにキレイなまん丸だった頭の形が、平行四辺形になってしまった。

「おい、頭の形がいがんどうぞ!」
抱っこする度に夫が言う。

生まれたときから左ばかり向いていた。
胎児のときから向き癖というのがあるらしくて、その後もずっとそれが治らない。
知らず知らずのうちに、左の側頭部がペッシャンコになってしまった。
それでいて頭が後ろに長くて、このままじゃピッコロ大魔王か、プリンプリン物語のルチ将軍だ。(それでIQが高いならいいけど。)

絶壁になるのは、よく寝る、手のかからない子に多いのだそうだ。
寝っぱなしにさせず、抱っこしたり向きを変えたりしていたらこうはならなかった。
私が「ほったらかし」ていた代償である。

そのうえ、最近は激しく泣くときに頭でブリッジをするようになった。
以前は「ら~~、れ~~」と小さい声で震えて泣いていたのが、今では「ぎゃぁあああ」と叫び、脚をばたつかせ、背中をのけぞらせて暴れる。
最終形は頭でブリッジ。
ブリッジするときの頭の向きも左向きに歪んでいて、レスラーもビックリな体勢である。
これでどうしてまだ首がすわらないのか不思議でしょうがない。

髪の毛は生えてくるどころか、部分的に禿げる一方だ。
襟足とか下のほうばかり長くなって、まるでノックさん。
寝ハゲ」という言葉があるのも初めて知った。

「こんなに寝てばかりで床ずれせぇへんのかなぁ」
なんて夫が言っていたけど、そういえば寝たきり老人には床ずれができても「寝ハゲ」ができたという話は聞かない。
そもそも老人はハゲていてわからないということもあるのかもしれない。
ちなみにうちの母は変わらずにボーボーだけれど。
(ちなみに赤ん坊に床ずれができないのは、身体に脂肪がたっぷりついているからだろう。床ずれできやすいのは痩せた老人だものね。)


赤ちゃん用枕は効果あり?

絶壁をなんとかするために、赤ちゃん用枕を買った。
生後6か月までなら、まだ頭が軟らかいのでなんとかなるらしい。

geltron.jp

 
届いたものを見てみると(上記製品)、単なるU字形の枕で、
「こんなんで効果あるんかなぁ?」
と半信半疑だった。

実際寝かせてみると、U字の凹みに頭がフィットして、正しく上を向く。
首をくにゃくにゃ動かすけれど、以前みたいに気がついたらいつも左、ということがない。
頭の形が丸くなるには時間がかかるだろうけど、向き癖が矯正できるだけでも効果はあるみたい。

激しく泣いて暴れるときはどうかというと、そこまで枕の威力は及ばず。
枕ごと移動していたり、U字も超えてブリッジしたり。
そもそも放置してたのが悪いんだから、泣いたら早めに抱っこしなきゃダメってことですな。

顔や体の造形は生まれ持ったものでどうしようもないけれど、頭の形は親の責任のような気がして、四角い頭のサトイモに申し訳ない。