コロナ、うちの近況
サトイモはひっつきまわって私の周りを離れないので、寝てくれるまではブログが書けない。
離れないというか、私の手を引いて自分のテリトリーに来いと命令し、自分の思い通りにならなければ大泣きしてゴネるので、その対応に追われる日々。
同じ2歳前の子どもでも、大人しく一人で遊んでくれる子もいるだろう。
子どもをそばで遊ばせながら、勉強したり手芸をしたりテレワークしたりできる人がうらやましい。
うちでもしサトイモの前でパソコンを広げたりしたら、とたんにオモチャにされてしまってとんでもないことになってしまうだろう。
先日、もう使わないWindowsXPのVAIOをオモチャに与えたら、一瞬でキーボードを破壊してしまった。
PCの中身を触られて滅茶苦茶にされてもいいか、と思っていたけれど、まさか物理的に壊されるとは思ってもみなかった。
無残…。
それもこれも、コロナウィルスのせいで児童館も子育て広場も閉室になって、巣ごもり生活をしているゆえだ。
自分で靴がはけるようになったのをうれしがって家の中を靴で歩きまわったり、冷蔵庫の冷凍引き出しを開けて氷をばらまいたり、毎日が「コラアァッ」の連続。
そもそも体力が余っているから、昼寝の寝つきが悪い。
昼寝時間が遅くなるから、生活リズム全体がだんだん遅くなってきて、夜に寝る時間も遅れてきた。
今では夕方から夜にかけて昼寝して、一旦起きて夕食と入浴をし、私と同じ時間に寝るようになってしまった。
これでは、私の夜の時間が皆無。
それもこれもコロナめ。というかんじ。
母の病院では
まず、母の病院から封書で連絡が来た。
お見舞いの自粛要請と制限を設けるという内容。
父は週2回、タオルの交換で母の病院に行っている。
父の話では、出入り口が一か所に絞られて、入る際には必ず手のアルコール消毒、マスクの着用、見舞い時間も5分間に制限されているということだった。
本当なら今週末にお見舞いに行きたかったんだけれど、自粛せざるをえない。
かわいそうなお母さん。
父のヘルパーサービスでは
父のヘルパーさんからも電話があった。
留守電が入っていて「またかけます」ということだったが、折り返しても出ないので、先に父に電話をしてみた。
「コロナ対策の連絡じゃないかと思うんだけど、なにか聞いてない?」
「さあ?何も知らんで」
無駄だとは思ったけど、案の定の返事。
しばらくして再びヘルパーさんから電話がかかってきて、内容はこういうことだった。
「サービス提供の前には必ず体温測定をします。もし37.5度以上熱があったら、ヘルパーステーションと相談して、場合によっては保健所にも連絡します。サービスを受けられないことがありますので、ご了承ください。」
もっともなことだと思う。
訪問日を減らすとか、そういうこともあるのかなと思っていたので、むしろ高齢者の体調を気遣ってくれている内容に感謝だ。
父に再び電話をし、さっきのヘルパーさんからの電話はこういうことだったよ、と知らせたが、
「熱なんかないで」
という。
「違う違う、ヘルパーさんが来たときは最初に熱を測ります、っていうこと」
「今日も来たけどな、熱なんかなかったで」
「熱がないのはええんやけど、今日の話やなくて…」
「なんぼやったかな、32度くらいや」
「そんな体温死んどうわ!トカゲか!」
それにしても、連絡をくれたのがヘルパーさん、というのがちょっと腑に落ちない。
母の介護をしていたときは、窓口は常にケアマネさんだった。
今のケアマネさんは、何一つ連絡もなく知らん顔。
母のケアマネさんは、二人とも本当によくしてくれた。
ケアマネさんの当たりはずれを実感する。
夫の会社
夫は管理職なので時差出勤で会社には出ているけれど、部下にはできるかぎりテレワークをさせているらしい。
それでも、来週はヨーロッパへ出張に行くという。
上司の承認がなかなか下りず、説得を重ねたうえでようやく認めてもらったのに、再び蒸し返されたりして大変なのだそうだ。
行くなという限りはそれなりの責任を持ってほしいが、そうではないらしい。
「出張は行くな、でも納期は遅らすな」
それは無茶だ。
働き方改革の実情が、
「残業するな、仕事は減らすな、やり方は変えない、人は増やさない」
という無理難題で、個人が限界まで努力し、昼休みや休憩時間を減らすしかない、というギスギスしたものになっているのと似ている。
出張する必要があるのか、としつこく聞いてくる(でも行くなとは言わない)上司には、部下の体を心配するのではなくて、行かせたことを非難されたくない、という気持ちが透けて見えて気が悪い。
責任ある立場の人には、
「俺が納期遅れの責任を取るから、大事をとって行くな」
または、
「非難を受けたときは俺が責任を取るから行け」
という、ハッキリした気概を見せてほしい。
にしても、このどこへも遊びに行けない環境で夫まで不在となったら、サトイモと二人で息が詰まるだろうなぁ…。
早くこの騒動がおさまりますように。