3歩前のことを忘れる女のサブカルと介護の記録

神戸に住む40代波野なみ松の、育児と趣味と要介護両親の対応に追われる日々の記録。

がんばろう神戸グルメ

今日公園に行ったら、すべり台の裏側の壁に私の貼り紙が貼りなおされてあった。

おそらく管理人の無愛想ジジイだろう。

でも、捨てないで「目立たない場所」に貼りなおしてくれたのは、ジジイにも情けがある印だ。

心の中で、

「誠にかたじけない」

と頭を下げた。

侍か。

でも、目こぼししてもらった相手にかける言葉は「かたじけない」以外ボキャブラリーが見つからない。

 

昨日ブログをアップしたあと、トミーズでパンを買ったことを書き忘れていたのに気が付いた。

生田神社からの帰り、阪急神戸三宮駅の高架下である。

昼食のサンドイッチと、トミーズの代名詞「あん食」と、私が好きなもちもちチーズスティックを買った。


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うーん、私の写真では全然おいしそうに見えないな…。

でもケンミンショーでも紹介されていたくらい、神戸で人気があるパンなのである。

 

トミーズは高架下の売店みたいな小さなお店で、ショーケースに入っているのを店員さんに言って取ってもらう方式だ。

これは前から変わらない。

パン屋さんによっては、パンを並べて客がトングで取る方式がはばかられるため、パンがひとつひとつビニール袋に包まれているようになった、とお姑さんが教えてくれた。

「焼きたてのパンを袋なんかに入れたら、湯気でだいなしやのにな」

と残念そうに言っていた。

コロナめ。

 

がんばろう神戸グルメ

お友達の知り合いでぱぱりんさんというブロガーの方が「1000円しかないねん!」というグルメブログを書いている。

ameblo.jp

とても楽しくて面白い人気ブログなので、会社の同僚にもファンがいて、友達の知り合いだと言うとビックリされたことがある。

ぱぱりんさんはブログの中で「♯がんばろう神戸グルメ」というハッシュタグとロゴを作成されていて、神戸の飲食店のテイクアウトを応援しようと呼びかけていた。

 

私も外食が大好きで、飲食店にはしょっちゅう通っていたのに、妊娠後は街から遠ざかってしまって、そのままコロナの引きこもり。

私だって、ちょっとくらいテイクアウトで応援したい。

夫にも呼びかけて、毎週末どこかの店でテイクアウトするようにしている。

 

劉家荘

最初にテイクアウトしたのが、南京町の中華料理店、劉家荘。

SNSで見ていると、いち早くお弁当テイクアウトを打ち出していた。

南京町の店の多くが観光客相手なのに対して、劉家荘は地元の人に愛されているお店だったから、休業という選択をしなかったのだろう。(←勝手な推測。)

ある土曜日、買い出しのついでに南京町へ寄った。

店主の劉さんは配達中で会えなかったのだけれど、スタッフの皆さんはお元気そうだった。

大変やね、と声をかけると、

「ほかの店が閉まってますからね、南京町に来たお客さんはみんなうちでつかまえる気でやってますよ!」

と頼もしい返事だったので安心した。

www.ryukasou.com

 

この日は甘酢唐揚げのお弁当(800円)をふたつと、晩御飯のおかず用に焼鶏を半羽切ってもらった。

焼鶏は誰にすすめても「おいしい」と言ってもらえる鉄板グルメで、実家に帰るときにはよく父へのお土産にしていた。

そうだ、父の日のプレゼントは焼鶏と紹興酒のセットにしよう。

きっとまだ手渡しはできないだろうから宅配だな。

 

インダスレイ

その次にテイクアウトしたお店は、元町にあるインド料理店インダスレイ。

www.indus-ray.net

 

オーナーのヴィーナさんの料理はEテレの料理番組でも取り上げられたほど。

日本のインド料理店のほとんどが実はネパール料理だったりするんだけど、インダスレイは日本には珍しい本格的な南インド料理を提供してくれる。

私はここのドーサというクレープのような料理が大好きで、この日もキーマカレーのドーサを注文した。

 

インダスレイの看板メニューに土日祝限定のビリヤニという料理がある。

一度食べてみたかったのだけど、ドーサが好きすぎて、いつもドーサばかり注文してしまい、一度もビリヤニを食べたことがなかった。

今回は夫と一緒なので、夫がチキンのビリヤニをテイクアウト。

 

ヴィーナさんも息子さんのラヴィも元気そうだったし、何よりお店にお客さんが入っているのを見て安心した。

 

家に帰って袋を開けたとたん、スパイスの香りが部屋に充満した。

「匂いをかいだだけで、旅行に来たみたいな気分や」

と夫が言った。

夫は辛い物が得意なほうで、ビリヤニがすごく辛いことを確認したうえであえて注文したのだけれど、その夫でさえ、

「本格的すぎる!現地の辛さや!」

とヒーヒー言いながら食べていた。

サトイモにはアンパンマンカレーを食べさせていたのだけれど、パパが食べているのをやたらと食べたがり、油断すると手を伸ばす。

「あかん!こんなん食べたら卒倒するぞ!」

諦めさせるのに苦労した。

ヴィーナさんは、インドでは2歳からカレーを食べさせると言っていたけど、どれくらいの辛さで与えるんだろう??

激辛なビリヤニに比べて、ドーサはちょうどいい塩梅の辛さで、

「これこれ!ヴィーナさんのドーサ!」

とうれしくなった。

 

うちはコロナ関係なく、サトイモがいるためになかなか外食できない。

去年一度だけサトイモを連れてインダスレイに行ったけど、ベビーカーの中でサトイモが暴れて大変だった。

それを考えたら、テイクアウトで食べられるというのは子育て家庭にとってはありがたいことだ。

 

劉家荘にしてもインダスレイにしてもブログに書くつもりをしていなかったので、料理の写真を全然残していなかった。

今度はちゃんと写真に撮っておこう。

 

 

買い出しで散歩していたら、猫熊矢というフレンチのお店が閉店していた。

すごくいいお店だったのに…!

いつ閉まったのかわからないけれど、食べログを見ると最後の口コミは去年の12月だった。

悲しいし、寂しい。

閉店する飲食店がこれ以上増えないように、何かできることをせねば。