3歩前のことを忘れる女のサブカルと介護の記録

神戸に住む40代波野なみ松の、育児と趣味と要介護両親の対応に追われる日々の記録。

よいお年をお迎えください

もう今年も終わりだなんて、全然実感がわかない。

12月10日に体調が悪くなって以降、私の時間はほぼ止まってしまったままだ。

 

しんどいとただ苦しむだけ

高熱が出ていたときはほんとに辛かった。

熱が40度にもなると、テレビやラジオも聴けないどころか、まともな睡眠をとることさえできなかった。

日頃、エンタメが元気を取り戻させてくれると信じているエンタメ信者なのだけれど、本当に身体が病気だと、そのエンタメすらしんどいということがようやくわかった。

大槻ケンヂの新しいソロ活動である「オケミス」のライブ配信すら見るのがしんどくて、耳にうるさく感じた。悲惨な末期症状。

今まで、病床の母に無理やり美空ひばりを聴かせたりしてたけれど、もしかしたら余計なお世話だったりしたかもな、と考えを改める。

 

高熱を出していた間、隔離の意味も含めて、私は一人で過ごしていた。

サトイモはお姑さんが預かってくれて、夫も私の生死を確認するためにちょこっと顔を出すだけ。

高熱が出ている間は心細かったけれど、37度台になってからは一人の時間を楽しめるようになった。

久々の一人の夜。

起きられるようになると、Amazonprimeで銀河英雄伝説の本伝(昔のやつ!)や、アメリカのドラマ『This Is Us』(3rd season)を見たりして、一人時間を堪能できた。

寂しい気持ちはつゆとも起きず、やれやれ、もっとダラダラしたい、と願う。

 

サトイモが帰ってきてからは、再び、

「抱ぁっっこしてよぉぉぉ!!!」

と泣き叫ばれる日常。

「あんたが抱っこ抱っこ言うから、ママは疲れちゃって病気になったんでしょおおぉっっ!!」

とつい本音が出る。

13キロが全力でぶら下がってくるのは、ほんとにしんどい。

 

サンタクロウする。

サトイモをお姑さんに預けたら、困ったことが起きた。

オモチャとお菓子がやたら増えたのである。

孫はかわいいし、遊ぶ時間は持て余すしで、お姑さんはたった2日でこれでもかとオモチャとお菓子を買い与えてくれた。

 

大きいのでいうと、ジープのラジコンにトミカタワー。

サトイモが欲しかったものはすぐ買ってくれて、本人はうれしいだろうけど、親としては苦笑いである。

 

…サ、サンタさんのプレゼント候補がなくなっちゃったぞ…。

 

すでに欲しいオモチャを手に入れてしまったサトイモに、何をあげようか、サンタさんが頭を悩ませてしまったのは言うまでもない。

結果、サンタさんはあいうえお積み木をプレゼントしてくれたのだけど、サトイモはそれなりに喜んでくれた。

結果オーライ。

 

それなりの2020年

振り返ると、予定より遅れたとはいえ、サトイモのプレ幼稚園や児童館のクラブ活動も予定どおり参加でき、世間の皆さんよりコロナの影響が少ない状態で1年を終えられたと思う。

海水浴も行けたし、芋掘り遠足にもみかん狩り遠足にも行けた。

 

一番悲しかったのは、2月を最後に母と会えなくなってしまったことだ。

年末年始も面会は許可されていない。

いつになったら会えるんだろう。

来年、なるべく早く面会ができるようになったらいいな。

 

来年は今年よりも良い年になりますように。