3歩前のことを忘れる女のサブカルと介護の記録

神戸に住む40代波野なみ松の、育児と趣味と要介護両親の対応に追われる日々の記録。

2歳には戻れない。

4月1日と2日は、サトイモを託児所のような某キッズスクールに預けた。

迎えに行くと、少し年上のお兄ちゃんお姉ちゃんに混じって走り回って遊んでいた。

先生に話を聞くとおもらしすることもなく自分からトイレに行ったという。

お弁当も少ししか残さなかったので、これなら大丈夫だと思っていたら、2日金曜日の深夜、サトイモが突然泣き出した。

泣くというより、ギャアアア!という、叫びに近い状態。

悪い夢でも見たのかと起こすけれど、全然こちらの世界に戻ってこない。

まるで悪魔憑き。

どうやったって泣き止まない。

ずっとサトイモを抱っこし、夫も一緒にリビングに移動して、声をかけたり歌ったりしてなだめる。

最終手段でYou Tubeをつけたら、なんとか治まった。

真夜中にハシビロコウがエサを食べている動画を見るシュールさよ。

 

そして月曜日からは、朝起きた時点から「いやだいやだ」と言って泣くようになった。

「きっじゅしゅくーるにはいきたくない」

そう言われると、キッズスクールに何か問題があるのかも、と少し不安になる。

たくさんの選択肢から吟味した託児施設ではなくて、慌てて見つけ出した場所だから、私自身に安心感が薄いという事情がある。

ただ、初日に、

「きっじゅしゅくーるはキライじゃない」

と本人が言っていたのを信じて、サトイモが嫌なのは「ママいっしょじゃない」ことだと自分に言い聞かせる。

どんなに嫌だと言われても、そこはどうしょうもない。

それでもやはり、

「これまでみたいに、ママいっしょにじどうかんいく〜」

と泣かれると切なくなる。

玄関に置いていた私のパンプスを見たサトイモが、

「このクツはくのいやだ!ママこっちのクツはいて!」

と、これまでずっと履いていたスニーカーを持ってきて泣くのは私まで泣きそうになった。f:id:naminonamimatsu:20210408124338j:image

サトイモにとって試練のときである。

3歳になって、サトイモには念願のチョコレート解禁、ストライダーもプレゼントしてもらって、公園で乗れるようになった。

でも、もう3歳だから、ママと離れないと。

どうしたって、もう2歳には戻れないんだよ。