3歩前のことを忘れる女のサブカルと介護の記録

神戸に住む40代波野なみ松の、育児と趣味と要介護両親の対応に追われる日々の記録。

発達支援教室に通い始める

今週からサトイモは本格的に発達支援教室に通い始めた。

未就学児専門の教室で、通っているほとんどが幼稚園児である。

幼稚園は14時半に終わる。

お迎えはファミリーサポートさんに来てもらい、発達支援教室へ連れて行ってもらう。

15時から17時までの2時間、発達支援教室のプログラムを受ける。

私は仕事終わりにダッシュでお迎え。

比喩じゃなく、本当に走っていかないと間に合わない。

17時前に元町をドタドタ走っているおばさんがいたら、それは私である。

 

発達支援教室の先生方は若い人が多く、皆等しく優しい。

一度に子どもは3人だけで、一人ずつに先生が個別指導してくれるので安心である。

ここまでで問題は何もなく、順調に過ごせている。

 

これまで、幼稚園や児童館でサトイモが問題行動を起こしたら、ひたすら謝るしかなかった。

もちろん、先生方は「かまいませんよ」と言ってくれるのだけど、迷惑をかけないほうがいいに決まっている。

 

ところが発達支援教室では、

「問題行動が出たら、なぜその問題行動をするのか原因を探りましょう。原因がわかれば解決の糸口になります」

というスタンスなので、今はむしろ問題行動があるほうがいいのである。

 

例えば昨日なんかは、おやつでちょっとしたトラブルがあった。

サトイモが持参のチョコレートを食べずに手で握りしめてベタベタにしてしまったのである。

チョコレートはサトイモが1番好きなお菓子で、私はサービスのつもりで持たせていた。

にもかかわらず、先生に促されても食べずにもて遊ぶばかり。

溶けて手は汚れるし、汚れた手で他を触ると汚くなるしで散々である。

サトイモはときどきこういうことをする。

大好きなおやつなのに。

 

もしこれが児童館や幼稚園だったら、

「すみません、もうチョコレートはおやつに入れないようにします」

と私が平謝りするところだけど、発達支援の先生は、

「明日も同じお菓子を持ってきてください。明日も同じことをするかどうか、見てみましょう」

というのである。

昨日持参のおやつは、アンパンマンチョコレート、ポケグミ、ホームパイの3つだった。

「おうちでもそういうことがあるのであれば、渡す順番を変えてみたりして、理由を探ってみます」

と先生。

 

家だったら、

「さっさと食べなさい!チョコが溶けるでしょ!ほら!汚れた!いい加減にしなさい!食べないならママが食べるよ!」

と私が怒り、チョコを取り上げて私が口に放り込み、サトイモが泣く、というパターンである。

 

気まぐれに勝手な行動ばかりしているようにみえるサトイモに、理由なんてあるんだろうか?

 

通っている幼稚園に、発達支援教室に通い始めたことを告げると、

「まだ3歳になったばかりですから、これからサトイモくんもわかってくると思いますけど…」

という反応だったけれど、私は発達支援教室にすごく満足している。

毎日が楽しみ。