3歩前のことを忘れる女のサブカルと介護の記録

神戸に住む40代波野なみ松の、育児と趣味と要介護両親の対応に追われる日々の記録。

母の日の大寝坊

昨日の日曜日は大寝坊した。
気が付くと、9時。
言い訳すれば、一昨日からずっとお腹が痛くて、体調が悪かったのと、明け方のトイレ介助のせいだ。

今、母のデイサービスは9時半にお迎えが来る。
慌てて電話をかけて、10時半にしてもらえませんかとお願いした。

こんなことは、今の施設だからできることだ。

昨年8月に今の小規模多機能の施設に移る前は、民家を改造したお泊まりができるデイサービスと、町の社会福祉協議会がやっているデイサービスの2つを使い分けて利用していた。
平日はお泊まりができる方、土曜日は設備が整っている社協の方、というように。
介護保険の上限にひっかかるので、日曜日はなるべく利用しないでいた。

社協は利用者さんがたくさんいるので、バスでお迎えに来る。
うちは家の前に階段があって、バスに乗り込むのに時間がかかるため、バスは最初にお迎えに来てくれていた。
だから、お迎え時間は朝8時過ぎ。

これに間に合わせるためには、5時半から6時までには起きなければならなかった。
夜中に2、3回トイレ介助に起きている身としては、つらい朝である。
そうでなくても、低血圧で朝が苦手なのに。

他の利用者さんの迷惑を考えると、「ちょっと待ってて~」とは言えないから、8時にお迎えスタンバイできるよう、必死で朝の仕度をする。

しかし健常者ではないので、何事にも時間がかかる。
トイレで失敗することもあるし、食事がうまく進まないこともあるし、思いがけないトラブルを起こすことだって日常茶飯事だ。
2時間以上前に起きてさえ、毎週ギリギリだった。

今もバタバタやっていることには変わりないけれど、8時と9時半では雲泥の差だ。
7時過ぎに起きても間に合うのだから、楽勝楽勝。

そのうえ、小規模多機能では一人一人に合わせてお迎えに来てくれるし、柔軟に対応してくれる。

…こんな、寝坊をしてしまった日にも。

10時半に迎えに来てもらうなら、あと1時間半。
それならなんとか間に合うだろう、と思っていたが、なんのなんの、母のトイレの出は遅いし、食事ではいつまでもクチャクチャやってゴクンしないし、結局、

「すみません、もうあと30分、11時にしていただけませんか…」

とまたまた延長の電話をするハメになった。
それでも対応してもらえるのは本当にありがたい。


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昨年の母の日はカーネーションをプレゼントした。

花が好きな人だったから喜ぶと思ったけれど、意外に無反応だった。

「キレイでしょ? ね、カワイイでしょ?」
と押し付けるように見せて、
「うん」
と返事してもらうのがやっと。

その反省があるので、今年はもう何もしないでおこうと思ったけれど、買い物ついでにスーパーで、母の日のデコレーションがしてあるミニケーキだけ買ってみた。

スーパーのケーキにしては上出来。
「けっこう美味しいよね。美味しい?」
ときけば、
「おいしい」
と返してくれた。
本当にそう思ってくれてるみたい。

花よりケーキか。
あ、ケーキの画像を撮ればよかった。