3歩前のことを忘れる女のサブカルと介護の記録

神戸に住む40代波野なみ松の、育児と趣味と要介護両親の対応に追われる日々の記録。

食事は極刻み

昨日の土曜日は、母の内科の受診日だった。

もちろん定期的にお薬をもらいに行かないといけないのだけれど、今回は単なる定期受診だけではなく、懸案事項となっている排尿の問題をお医者さんに相談しなければならない。
前の週まではだいたい1日2回、今週に至っては1日1回くらいしか、尿が出ていない。
本人はなんともないかんじなのだけど、あまりにおしっこが出ないと、周りが心配してしまう。

先生に状況を説明すると、まず顔色は悪くないですね、と言われた。
そのあと、足を見て、むくみもなし、と。
「おしっこが溜まってたら足もむくむし、腎臓が悪かったら顔色も悪くなったりするんですけど」
とのこと。

「まずレントゲンをとって尿が身体にたまっていないか見て、それから血液検査をして腎機能に異常がないかみてみましょう」

結果的に、レントゲンの異状はなく、後日血液検査で腎機能に異常がなければ、利尿剤などのお薬を出してもらうことになった。
「腎機能に異常があったら、どうあるんですか?」
「利尿剤が使えないので、お水をたくさん飲んでくださいということになります」

えー!?それだけ!?
そんな原始的な!?

とにかく、月曜日の結果待ち。

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その後、母の施設へ。

先週からケアマネさんと、食事についてメールでやりとりをしていたのだった。

私が、
「ずっとモグモグしていて、なかなかゴクンしてくれないんで、食事にめっちゃ時間がかかるんです」
とこぼしたことが発端。

自宅だけではなく、施設でも同様で、噛むことはできても飲み込みが難しいらしい。
「食事をすることも、すごく体力がいりますから」
と、ケアマネさん。

そこで、こんなメールが来たのだった。

「施設では普通、一口刻み、極刻み、ミキサーとあり、米飯、軟ご飯、お粥です。今は軟ご飯と一口刻みですが、お粥と極刻みに変更しましょうか?」

なるほど、一口に食事っていっても、いろんなものがあるんだなぁ。

「副食を極刻みにすると、魚・肉類はパサつくので、一旦ペースト状にしたものを再度かためてムース状にします。煮物などはみじん切りにして煮汁などとからめて少し固まるトロミ剤と混ぜてぼったりとしたものにしています。」

さすが施設。
自宅では、自分や父と全く同じものを食べさせている私。
今後も、母だけ別の食事を作るのはなかなか困難だ。
ムースやペーストにするなんて、家でそんな手の込んだことはとてもできない。

ただ、ケアマネさんに「どうですか?」と言われても、言葉の説明だけでは判断がつかず、「お任せします」としか返事ができなかった。

すると、「よかったら土曜日、昼食を見に来ませんか」と誘ってもらった。

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極刻みの、母の昼食。

画像ではわかりにくいけれど、左上のお肉はペースト状になったもの。
ほか、黄色の卵も、緑色のおひたしも、デザートのキウイフルーツもペースト状。
汁物はとろみがついていて、お蕎麦は麺が短く刻んである。
お茶はゼリー状。

若い介護スタッフの女の子に食事介助をしてもらっている間、付き添っていた。
極刻みにしてもらっただけあって、飲み込みにくさはなさそうだ。

ただ、病院受診で疲れていたのもあって、なかなか進まない。
12時過ぎに始まって、終わったときには13時10分を過ぎていた。

スタッフの皆さんには、いつもありがとうございます、としか言えない。