3歩前のことを忘れる女のサブカルと介護の記録

神戸に住む40代波野なみ松の、育児と趣味と要介護両親の対応に追われる日々の記録。

一週間の登園自粛

とうとう幼稚園で同じ組の園児にコロナ陽性者がでて、3月7日から11日まで、登園自粛(という名の幼稚園閉鎖)となった。

 

感染者は次々と判明し、現在園児8名職員3名。

そこそこの数だ。

去年だったらニュースになってクラスターと呼ばれたんじゃないかと思うけれど、もうニュースになるほど珍しいことでもないらしく、クラスターなんて言葉は誰も使わないようだ。

園からのメールを読むと、子どもたちは発熱して判明、先生たちは無症状で検査をしたら陽性が判明、というパターンのようである。

子どもはだいたい水曜日から金曜日に感染して土曜日から月曜日に発熱。

大人と子どもの違いはワクチン接種の有無かもしれない。

 

陽性者の子どもはほとんどが預かり保育(延長保育)を受けていた園児たちだ。

サトイモは毎日預かり保育を利用していたので、陽性になった子たちと同じ部屋でバッチリ遊んでいた。

以前だったら感染したリスクがあるんだから検査を受けるべき、ってなるところだけど、今は「マスクをしていたら濃厚接触に当たらない」とかで、検査の「ケ」の字も聞かない。

コロナはだんだんインフルエンザ並みにゆるゆるなものになっている。

それとも、保健所の手が足りてなかったり検査体制が整ってなかったりするせいで適当にやり過ごしているだけなんだろうか。

自主的に検査を受けるべきか悩むけれど、子連れで出かけるのがおっくうでやめた。

幸い、もう一週間近く経ってもサトイモは発熱ものどの痛みもなく元気に遊んでいるので、おそらく感染しなかったんだろう。

 

仕事を休むということ

幼稚園に行けないとなれば、預け先を考えないといけない。

しかし、保育園の一時預かりは、まん延防止措置期間ははなから受け付けてもらえない。

お姑さんに頼む線も、最初から頭になかった。

「無症状なだけで、もしかしたら感染したかもわからない」サトイモである。

夫の娘さんが嫌がるに決まっている。

2歳の息子をできるだけリスクから遠ざけたいだろうし、彼女ももう臨月だ。

 

今回は主に、ふだん発達支援教室への送迎をお願いしているファミリーサポートさんに預かってもらうことになった。

あと、発達支援教室も、いつもは週2回だけれど、毎日利用させてもらうことにした。

それでも、ファミサポさんだって毎日空いているわけではないので、火曜日と木曜日(今日)は会社を休ませてもらうことにした。

しかも昨日と明日は3時から早退である。

まともに出勤したのは、会議でどうしても休めなかった月曜日だけ。

年度末でただでさえ忙しい時期なのに、業務はいつも後手後手に回る。

ギリギリの自転車操業

 

休みの相談をすると、課長はいつもこう言う。

「休んでもらうのはええんや。しゃーないしな。業務さえスケジュールどおり回ればかまへんから」

そう言われて、私はいつも閉口してしまう。

スケジュールどおり回らないから、みんな休めないんじゃないだろうか??

いい人だし無能ではないけれど、なんか引っ掛かる。

部下の自己管理に任せてばかりだと、私がヘマしたら終わりなんだよ?!

休んだ後は倍のスピードで処理しないといけないしんどさ、処理が遅くなったことによるクレーム対応などの心理的負担を考えたら、休みなんてちっともうれしくない。

 

無理をすれば休まなくても済むけど…、と考えてみたりした。

地域が離れていても別のファミリーサポートさんを頼んだり利用時間を延長したり、民間のベビーシッターを利用したり。

でも、どれにしたってタダじゃあない。

 

お世話になっているファミサポさんは、サトイモ以外にも子どもを預かっていて、

「あのおうちは兄弟2人で1日預かるんだけど、私に払うお金は1日一万円を超えるのよ。気の毒に、なんのために働いてるかわからなくなるわよねぇ」

と言っていた。

私はそこまでいかないものの、登園自粛による経費は1万円を軽く超える。

ケチなことを言うなら、費用をかけてファミサポさんに預けずにベッタリ会社を休めば出費はなかったのに、と思う。

ファミサポさんは神戸市がやっているボランティア活動なので1時間700円と格安だけれど、それでもそう思う。

正社員で経済的に困窮していない私でさえそう思うのだから、日本国中でどれほどたくさんの人たちがこの問題で困っていることだろうか。

 

かわいい怪獣

サトイモは私と長い時間遊べるので毎日ご機嫌である。

「おーちえん、いきたーい!」

と口では言うものの、家でダラダラ過ごせるのがうれしいに決まっているのだ。

 

昨日はやたらと、

「かくれんぼしよう!」

というので家の中でかくれんぼをして遊んだ。

一度普通にカーテンの後ろに隠れたら、全然見つからずに困ったらしく、次からは、

「ままはここにかくれてね」

と鬼から隠れ場所を指定されるようになった。

しかも必ずベッドの中。

…これ何が面白いんだろう?

 

私も家で過ごすからには自分も楽しみたいので、好きな音楽を流しっぱなしにしている。

サトイモ打首獄門同好会の『フローネル』を覚えて、

「おほーさいこー!おほーさいこー!」

と歌っている。

電気グルーヴの『お正月』がかかったら、狂ったように踊り出す。

サトイモが遊べば遊ぶほど、家じゅうがカオスとなる。

 

私がトイレに入り、出てきたらえらいことになっている。

食器棚の引き出しが棚から出され、カラトリーボックスがめちゃくちゃになっていた。f:id:naminonamimatsu:20220310171559j:image

クロゼットの奥にしまってあった、使わないシャワーヘッドがテレビに接続されていた。f:id:naminonamimatsu:20220310171623j:image

AVケーブルはいろんなところに接続される。

サトイモいわく、

「これはぴたごらそうちだよ」

だそうだ。

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おもちゃではないものを使って遊ぶ才能は認める。

でも、やられた方は頭をかかえてしまう。

 

エジソンは「どうなるのか知りたかった」という理由で、納屋に火をつけたそうだ。

それに比べたらマシかぁ、と最近はあきらめている。

早く戦争とコロナ終われ。