保育園申し込みとパパっ子のおしゃべり
今週の月曜日、区役所へ保育園の申し込みに行ってきた。
窓口で、書類の記入漏れがないか間違いがないか確認しながら受け付けてもらう。
保育園は第5希望まで記入できるのだが、窓口担当の女性が、
「各園の募集人数は確認されましたか?」
と言う。
いいえ、と答えると、ファイルを出してきて、それぞれの園の来年度の募集状況を調べてくれた。
年齢ごとの、〇、△、×が記載されている。
「第2希望にされている園は×になってますね。今のところ3歳児の受け入れができないようなので、記入されても受かる可能性はほとんどありませんよ」
そんな表、どこに出てたんだよ!?
もっとオープンにしてくれ~!
「別の園に書き直されますか?」
というので、少し通勤に不便だけれど通えなくはない保育園を、第5希望として記入した。
そこは〇になっているが、それでも募集人数は5人だという。
私が記入したほかの園は全部△。つまり1、2名の募集なのだそうだ。
全く受かる気がしなくなった…。
保育園の入園認定は、両親が子どもを預けないといけない状況が点数化されて決定する。
フルタイムで働いていたら100点。うちは両親ともに働いているので200点。
ところが、各園の合格予想ラインもそのファイルには出ていて、208点というのがざらであった。(そういうのも窓口だけじゃなくて一般にオープンにしてくれよ!)
例えば、兄弟姉妹がいたら+8点。
つまり、両親ともにフルタイム勤務で下に赤ちゃんがいるような家庭じゃないと、合格ラインに届かないというわけだ。
幼稚園の内定はもらっているから、保育園が5カ所全滅でも待機児童にはならない。
もし幼稚園の保険がなかったら路頭に迷うところだった…。
パパ大好き息子
区役所に行っている間、サトイモは夫に預けていた。
火曜日の祝日の隙間の月曜日は、ワークライフバランスデーと呼ばれる年休消化奨励日らしい。
働き方改革が言われるようになってから、夫の会社ではノー残業が基本となり、夜7時退出が義務づけられていた。
玄関のシャッターが閉まってしまうので、絶対に残業するわけにはいかない。
ところが、コロナ禍で在宅勤務をするようになって、再び終業時刻が延び始めた。
夫は管理職なので、残業とか休日出勤とかの概念がない。
いくらでも働けてしまう。
コロナ禍だからといって仕事量が減るわけはなく、納期を延ばすことももちろん許されない。
いつでもどこでも働けるから、メリハリがなくなって、休みを取る機会がめっきりなくなった。
この月曜日は、コロナ禍以降初めての年休だったと思う。
在宅勤務で余裕ができたように言う人もいるし、夫曰く、
「一般社員には家で何をしとうかわからんやつもおる」
ということだけれど、夫のようにコロナ禍でかえって業務量が増えた人も少なくないんじゃないか。
何事にも良しあしがあるものだ。
そんなワーカホリックな父親なので、サトイモはたまにしか遊んでもらえない。
平日は寝る前にちょっと顔を見られたらいいほうだ。
夜遅くて何日か会えない日が続いたとき、サトイモが「パパ、パパ」と言うので、
「パパに会いたい?」
と尋ねると、
「あいたいね~、パパあいたいね~」
と繰り返していた。
夫が家にいるとべったりくっついて離れない。
不在が当たり前ならパパがいなくても平気だろうと思っていたのに、思惑が外れてしまった。
サトイモは最近、急激におしゃべりできるようになってきた。
でも、まだまだうまく発音できなくて、そこがとても可愛らしい。
こんぷーぷ(コーンスープ)、ぼーじー(ぶどうゼリー)、だーもん(ドラえもん)、あぼぼ(あそぼ)、というふうに、こっちが頑張って聞き取らないと理解できない言葉も多い。
先日も、
「パパ、こっちついて!こっちついて!」
とダダをこねていた。
夫は何を言っているのかさっぱり理解できていない。
どうやらニュアンスから察するに、「こっち来て」か「こっちおいで」という意味らしい。
私が公園や児童館などに到着したとき、
「ついた、ついた」
とよく言っているので、サトイモは場所を移動してやってくることを「着く」と認識したんだろう。
パパに自分の隣に「着いて」ほしかったから、「ついて」。
日本語の使い方として、ちょっと目からウロコだった。
今朝もサトイモは、
「だっこしたい!だっこしたい!」
とダダをこねていた。
こっちが「抱っこしてやってる」と思っているのは間違いで、サトイモが私を抱っこしている、ということなようだ。
最近は何事も、
「じぶんで~!」
が口癖なので、そういうことなんだろう。
こういう奇妙な言葉の味わいは今だけだろうから、なるべく記憶にとどめておきたい。(でもすぐ忘れちゃうんだろうな…。)