3歩前のことを忘れる女のサブカルと介護の記録

神戸に住む40代波野なみ松の、育児と趣味と要介護両親の対応に追われる日々の記録。

介護

新しいエアマット

今日の訪問リハビリはにぎやかだった。 いつもの療法士さんに、ケアマネさんと福祉用具業者さんが加わって、わいわい言いながらの朝となった。 母も目をパチクリさせながら、その賑やかさをうれしそうにしていた。用件は3つ。 まず1番目は、エアマットを新…

父のパンツ問題

昨日、母の病院受診からの帰りの車内にて。娘「お父さん、洗濯機の中に入れてたパンツ、漏らしてたでしょ」 父「漏らしとったかなぁ?」 娘「お尻の方まで黄色い染みになってたけど?」 父「アリナミン飲んだからや。あれ飲むと、ションベンが黄色くなるから…

父の秋の発作

秋のこの時期になると、毎年父にイライラさせられる。 まるで発作のように、 「南京町の中秋節に行きたい!」 と言い出すからだ。 今年はこの三連休らしい。 www.nankinmachi.or.jp 自分のブログを振り返ってみると、去年も全く同じことを書いていた。 namin…

台風で、何にもない日曜日

金曜日の時点でケアマネさんから、 「17日日曜日は、台風の進路に重なりそうです。安全のため、通いの方には基本的にお休みいただいています。」 とメールが入った。うちは玄関から道路に出るまでに外階段がある。 それだけでも雨の日は大変だ。 それが風が…

帯状疱疹ブーム到来!

■■ 彼氏の場合 ■■ 彼氏の肩こりがひどくなり始めたのは春先からだった。 ひどすぎて指先がしびれて、日常生活に支障が出るというので、ペインクリニックを受診すると、頚椎ヘルニアだといわれたそうだ。 www.neurospine.jp それ以降、彼氏は定期的にペインク…

車イス、エクステンション!

介護保険で母の車イスをレンタルし始めたのは、2014年12月のことだった。 それまで、家の中ではコマつきのイスに座らせて引っ張ったり、病院や公共施設に置いてある車イスを借りたり、だましだましやってきたけれど、完全に歩けなくなってきてからは車イスが…

傷は生きている証

昨日は皮膚科に行って、母の傷の抜糸をしてもらった。 一週間ですっかり傷口は茶色く乾いてくっついていた。 抜糸ってどうやるのかな、また私は待合室で待たされるのかな、と思っていたら、その場で先生がハサミを出して、パチンパチンと糸を切り、ピンセッ…

消毒は介護じゃなくて看護なので。

月曜日の朝、訪問リハビリが終わったあと、母を皮膚科へ連れていった。 表皮剥離を縫ってもらったあとの、経過をみてもらうためだ。 包帯を取ってみると、傷口はこんなかんじだった。雑ッ!!!こ、こんなもんなんですか?!私自身は縫ったことがないので、…

表皮剥離を縫った。

先週日曜日の夜、母をパジャマに着替えさせようと右腕をまくると、4センチほど皮膚が切れてめくれ、パックリと真っ赤な血がにじんでいた。 なぜそんな大きな傷ができたのかがわからない。 少なくとも私には、介助中に母の右腕をぶつけたとか、強く掴んだとい…

お菓子やカップ麺ばっか食べてないでごはん食べなさい!

うちの父がリハビリに通うようになって1年が過ぎたが、それなりに楽しげに行っているようでうれしい。「俺は2回脳梗塞をやって、どうも左足があかんのや」 と父が言えば、ある80代後半のお爺さんは、 「まだまだやな。俺なんか5回やで。」 と言い返してきた…

爪水虫と汗疱

母の世話の中で、つい忘れがちになるのが爪切りである。 特に足の爪なんて、自分のでさえも気が付いたら伸びているくらいなんだから、他人ならなおさらだ。 前のデイサービスに通っていた頃だから3年以上前になるけれども、いつの間にか母の右足の親指の爪…

歯を抜いて、猛暑。

金曜日は再び夏休みをもらって、赤十字病院へ母の犬歯を抜いてもらいに行った。 これを抜いておかないと、また炎症を起こしたり、そのせいでアゴの骨が溶けてしまったりするんだから、対処せざるをえない。 診察室では、歯を抜いたあとの万が一の場合につい…

アゴの骨が溶けてるって!?

昨日と今日の午前中は、赤十字病院で過ごした。 そう、母のアゴの腫れが再発したのだ。 気が付いてくれたのは、やはり訪問リハビリの療法士さんだった。 「あれ? また腫れてません?」 言われてみると全く前回と同じパターンである。 施設で訪問歯科を呼ん…

赤十字病院のいちにち

赤十字病院での受診は1日仕事だった。 慣れない病院で勝手がわからず時間がかかったせいもあるけれど、とにかく待って待って待ちまくった1日だった。 初診受付で待ち、口腔外科で待ち、採血で待ち、レントゲン撮影で待ち、診断で待ち、点滴で待ち、切開手…

蜂窩織炎って漢字が怖くない?

「口底蜂窩織炎かもしれません」 と、ケアマネさんからメールをもらった。 口底蜂窩織炎??? ホウカシキエン、と読むらしいのだが、見たことも聞いたこともない病名。 恐ろしげな漢字が並んでいるだけに、不安が募った。 www.ishamachi.com ネットで調べる…

病院のハシゴとサイドミラー

おとといの土曜日はハードスケジュールだった。 というのも、U病院の神経内科とA病院の内科の受診日が重なってしまったからだ。 うっかりしていて、どちらの薬もその日の夜の分から不足するような状態で、日の変更もできない。 どちらも診察は午前中だけなの…

不安な気持ち

こんな夢を見た。母の口腔ケアのとき、私はペンチで母の下の前歯を1本摘まみ、力まかせに挟み潰す。 粉砕された前歯。 「あああ!!やってしまった!!」 と慌てる私に、 「大事にしてた前歯なのに!!」 と母が泣く。(夢だからまだしゃべれる設定。そして…

喫煙者と嫌煙家のヤマアラシのジレンマ

最近、映画やドラマで人が死ぬシーンが、自分が追体験したように感じられてすごく怖い。 切られるとか撃たれるとかは何でもないんだけど、溺れ死ぬのを見ると息苦しくなって恐怖を感じてしまう。 私がオカルティストだったならば、 「きっと私はかつて溺れ死…

父の健康茶ブーム

父が、介護保険適用のリハビリ施設に通うようになったのが、去年の7月。 ちょうど10か月が過ぎた。 通い始めるまではあんなに嫌がっていたリハビリも、今では楽しそうに通っている。 これまで行きたくないと言ったことのない父が、先週の月曜日に、 「今日は…

ギリヤーク尼ヶ崎さんとパーキンソン病のこと。

先週再放送されていたETV特集「その名は、ギリヤーク尼ヶ崎 職業 大道芸人」をやっと見た。 2017年2月10日に放送されていたものなんだけど見逃してしまって残念に思っていたら、ありがたいことに再放送があったのだ。 www.nhk.or.jp 私がギリヤーク尼ヶ崎さ…

ゲームウォッチをお手本に。

ファミコンがブームになる前、子供たちが夢中になっていたのはゲームウォッチだった。私が持っていたのは(ていうかまだ持ってる!!)、『Dr.スランプ アラレちゃん』の「おはこんばんちは!」と、『愛してナイト』の「ハーピット」の2つ。前者は、ランダム…

お向かいのおばさんに辟易している話。

今朝、施設からデイサービスのお迎えが来て母を車に乗せる介助をしていると、私の姿を発見したお向かいのおばさんがやってきて、 「鹿がおるよ!」 と教えてくれた。 うちのあたりは山を崩して作った住宅地なのですぐそばが山なのだが、一匹の鹿が道路のぎり…

あの物の名前を父はまだ知らない

母の日と父の誕生日は同じことが多く、いつも一緒にお祝いしている。去年までは丁寧に、それぞれプレゼントを用意していたけれど、今年はなしにした。 もう母にはプレゼントを認識してもらえないし、父には台湾土産の老酒をあげたばかりだからだ。それに、ど…

GWは台北へ

金曜日に実家に戻り、土日を過ごし、月曜日から出勤して神戸生活に戻る。 それが私の1週間である。そのルーティンの中に、祝日は入っていない。 というか、入れないことにしている。何事も「基本ルールを決める」のは大切で、それがないと、無理して頑張っ…

つるばらが咲いた。

玄関先でつるばらが咲いた。 毎年、5月になると小さな黄色い花が群れて咲き、目を楽しませてくれる。この花、お向かいの庭でも2件隣の庭でも咲いている。 おそらく、2件隣の奥さんが株分けしてくれたに違いない。手入れが行き届いて立派に剪定されているご…

男性は家族との会話が短い場合に生命予後が短い

ジェロントロジー、日本語にすると老年学という学問があって、その講演会のレジュメを見せてもらう機会があった。 一言でいうと「いい感じに老いるには?」みたいなことの研究で、医療や心理学や社会学やいろんなことが包括されているらしい。 その資料の中…

1杯のカフェオレ

母の飲み物には、必ずトロミをつけている。 普通の液体だと、むせてしまうからだ。 自分の唾液を飲み込むときでさえ、ときどきむせていて、嫌になってしまう。で、トロミをつけるのに、トロミ剤を使うのだけど、どこのメーカーのがいいか、ドラッグストアに…

顔の筋肉をほぐそう。

4月の上旬は女子力アップ作戦を実行していた。 9日に神戸でオーケンライブがあったので、「いつなんどき街中でオーケンと遭遇しても大丈夫なように」と気合いが入っていたのだ。 めったに行かないエステにも行った。 エステといっても、リンパマッサージ専…

今の生活の限界は?

水曜日の夜、久しぶりに友達のYさんと電話した。 彼女とは同い歳で、10年来の大切な友達なのだけれど、なかなか不思議なつながりだったりする。出会ったきっかけは、神戸ポートピアホテルで開催されたクレイジーケンバンドのディナーショーだった。 何でも一…

長引く床擦れを何とかしなきゃ。

先週、母の介護施設から電話がかかってきた。 かけてきたのは、担当してくれている看護師さん。 たいてい、ケアマネさんが間に入って連絡が来るので、直接お話するのは初めてである。はじめまして、いつもお世話になっています、と挨拶もそこそこに、こちら…