窃盗被害
下記の回の続き。 ヘルパー利用はやめられない - 3歩前のことを忘れる女のサブカルと介護の記録 ヘルパー事業所の所長、事業部長、ヘルパー責任者の増子さんの3人が謝罪に来たときの話。 「宅間さんって人は、どんな人なんですか」 窃盗事件犯人について私が…
カメラ映像以外に有力な証拠品となったのが、オトリに使った10万円の残り8万円とそれが入っていた銀行封筒だった。 もちろん、10万円を引き出しに入れる前に画像におさめ、番号を記録していたのも大きかった。 当然、盗まれた2万円のシリアル番号がはっきり…
供述調書をとっている間も、ほかの刑事や警官がちょくちょくやってきては私や夫に質問をしたり何かを頼んだりした。 父と母の預金通帳を机に並べて指をさして写真を撮ったり(これ指をさす必要ある?)、証拠品を預けるための書類にサインを書いたり、という…
まだまだ1月16日は続く。 警察署に着いたときには、あたりはすっかり暗くなっていた。 署まで来てくれとは言われたけれど、誰を訪ねればいいんだろう? 警察の人たちは誰一人名前を名乗らなかったしなぁ、と心配していたら、玄関のドアを開けた瞬間、机に座…
1月16日は想像以上に長い一日だった。 お姑さんのところで昼食を食べたあと神戸を出発して、実家で隠しカメラの映像を確認して、午後4時に警察が来て。 それで終わりかと思ったら、実はそこからが長かった。 昭和刑事は何度も、 「それで、カメラをつけたん…
私と夫は映像が入ったPCを携え、意気揚々と警察署へ車を走らせた。 車内から私が警察署へ電話をかける。 元旦からのことをかいつまんで説明し、今回は証拠の映像があることを伝えた。 「今からそちらへ向かいますので」 と言うと、 「いえ、警官がそちらへ向…
1月16日土曜日。 私たちはこの日を決戦の日に決めた。 もし隠しカメラに犯人が映っていたら警察へ直行だ。 この日も正午前後にヘルパーさんが来ているので、私たちは昼イチくらいに到着する予定で動いた。 まず、私の実家へ行く前に、夫の実家へ。 私の家に…
犯人を推理する 1月2日に引き出しへ入れた3万円が、1月10日には2万円になっていた。 つまり、犯人はその間に家にやってきた人物。 父は週5でヘルパーを利用しており、日替わりで5人のヘルパーが来ていた。 この5人の中の誰かが犯人だ。 私と夫は過去データを…
夫婦で捜査会議 カメラ設置に当たって、迷ったことがいくつかあった。 ひとつは、2つのカメラをどことどこに設置するか。 せっかく2つも買ったなら、最大限効果的に使いたい。 生活費は2階の引き出し、お年玉は1階の食器棚の引き出しから盗まれているので、…
カメラテスト 今どきの防犯カメラには驚かされることばかりだった。 握りこぶしに納まるほどの小ささの高性能カメラが、ネットで簡単に手に入る。 短時間ならバッテリーだけで動くし、Wifiがつながっている環境ならリモートで、スマホなどから映像を確認でき…
今後の対応 警官が帰ったあと、私と夫は今後の対応を話し合った。 道は二つ考えられる。 第一の道は、警官に言われたように、家の中に現金を置かないようにすること。 それなら今後、もう現金を盗まれることはないだろう。 けれど、犯人は闇の中になるし、こ…
お年玉の異変 例年、父はサトイモだけでなく私達にもお年玉をくれる。 それも、10万円。 大の大人が老人からそんなにお年玉をもらうなんて恥ずかしいけれど、私がおせち料理や正月用品、親戚へのお歳暮などを手配をするようになってからの習慣だ。 当然、お…
始まりは元旦の夕食だった 2019年まではだいたい月に1度は実家に帰っていたのが、コロナ禍以降2020年は2回しか帰れなかった。 若干の躊躇はあったけど、私達は例年どおり元旦の夕方に父のいる実家へ帰省した。 久しぶりに孫の姿を見て、父はとても喜んだ。 …
2021年の幕開けは、本当に茫然となるものだった。 あまりにコトが大きすぎて、ショックも大きすぎて、また、やることも多かったので書けなかったけれど、ひと段落したので記しておく。 完結に書くと、父の介護ヘルパーがうちで窃盗を働いていた。 過去3年間…